
四柱推命を行う際には、五行のバランス状態である関係性を把握する必要があります。
この記事では、陰陽五行の関係について参考になればと思います。
陰陽五行の関係性
[caption id="attachment_553" align="aligncenter" width="500"]
十二支に比べて「十干」は少し馴染みが薄いかもしれません。
「干」は東洋思想の中核「陰陽五行」の「気」を示す文字で、空間を表します。
五行は「木」「火」「土」「金」「水」で、それぞれの陰陽があり10個存在します。
・甲(コウ・きのえ)・・・木の陽干+ 木の兄
・乙(オツ・きのと)・・・木の陰干- 木の弟
・丙(ヘイ・ひのえ)・・・火の陽干+ 火の兄
・丁(テイ・ひのと)・・・火の陰干- 火の弟
・戊(ボ・つちのえ)・・・土の陽干+ 土の兄
・己(キ・つちのと)・・・土の陰干- 土の弟
・庚(コウ・かのえ)・・・金の陽干+ 金の兄
・辛(シン・かのと)・・・金の陰干- 金の弟
・任(ジン・みずのえ)・・・水の陽干+ 水の兄
・癸(キ・みずのと)・・・水の陰干- 水の弟
陽干・陰干はそれぞれの属性を持つと言われています。
陽干は、「動・剛・軽・熱・明・天・虚」
陰干は、「静・柔・重・寒・暗・地・実」
対照的ですが、陰陽は対立するものでなく、お互いを補足する関係性です。
動く動作は静止する動作があるから説明でき、明るいところには暗い箇所ができるイメージを持ってください。
5行の関係性について
[caption id="attachment_555" align="aligncenter" width="418"]
古代中国で生まれた自然哲学の思想より、万物は「木・火・土・金・水」の5つの気から構成されています。
この五行は循環する関係です。
その関係性は、相手を強めることもあれば弱める考えもあります。
相生とは
相生は、順送りに相手を生かす関係です。
・金は水に交わると増える
・水は木を育てる
・気が擦れると火になる
・燃え尽きた火は灰(土)になる
・金は土から生まれる
このような関係性は相手を強めることができる相性です。
津波に自分と同じ気の関係性は「比和」といい、違いを強める作用があります。
相剋とは
それぞれを痛めつける関係になります。
・金物は木を伐る
・水は火を消す
・木は土の養分を吸い取る
・火はねつで金属を溶かす
・土は水を汚す
真逆の要素を持っている関係は、相手を壊し消し去る関係で、衝突する相性となってしまいます。
五行陰陽で相手の関係性を知る
5行の考えに基づくと、相性の良し悪しがわかります。
それぞれの事象が持つエネルギーによってバランスが保たれているといった考えです。
「なんかあの人と仕事をするとうまくいかない」
「この人と一緒にいると安心する」
といった時は五行を参考にするといいかもしれません。
]]>