熊本県熊本市中央区水前寺にある『出水神社』へ参拝しました。
四季折々で変化する美しい御朱印が話題となり、神社を訪れるたびに新たな発見があります。
季節ごとに異なる御朱印は、参拝者に特別な思い出を残し、その瞬間の「今」を大切にする素晴らしい機会です。
もちろん大きな池や水前寺成趣園で様々な見所もあるため、ゆっくりとした時間を過ごす目的であれば最適です。
・水前寺成趣園から出水神社まで案内
・湧水である「長寿の水」も見所
・水と緑に囲まれたパワーをもらえるスポット
Contents
出水神社の概要
名称: | 出水神社 |
---|---|
読み方 | いずみじんじゃ |
住所 | 〒862-0956 熊本県熊本市中央区水前寺公園8-1 |
創業 | 1878年 |
電話番号 | 096-383-0074 |
参拝可能時間 | 8:30~17:00 |
社務所受付時間 | 8:30~17:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | 駐車場: 大型:50台、小型:300台 |
例祭日 | 毎月1日 |
公式サイト | http://www.suizenji.or.jp/izumi/01.html |
公式instagram | https://www.instagram.com/kumamoto_izumi/?hl=ja |
出水神社のアクセス方法・行き方
熊本駅から電車で約19分
熊本空港から車で37分
駐車場
出水神社の近くに有料駐車場があります。
一般車両であれば500円で駐車できるため、のんびり散策したい方におすすめです。
参道に出ると、左手に茶色の鳥居が出現します。
右手には飲食店や雑貨店が並び賑わっています。
鳥居を超えると、入場料を支払う社務所があります。
料金を支払い、水前寺成趣園へ入場しましょう。
料金支払い後に直進すると案内板が出現します。
出水神社へは、右折することになります。
右折すると、小さな架け橋と池を横目に神社へ向かうことになります。
池には、多数の鯉がいるため、優雅に泳ぐ姿を楽しめます。
出水神社の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
文化6年(1809年)に熊本藩では、細川藤孝(幽斎)とその子、忠興を祀る神社の創建が計画されました。
しかし、江戸幕府が諸大名への神号授与を禁じていたため、この計画は断念されました。
その後、明治11年(1878年)、旧藩士たちの請願により、水前寺成趣園の跡地に神社が創建されました。
社名は成趣園の湧水に由来し、社紋は細川九曜紋です。
敷地内には能楽殿があり、夏祭りの薪能は日本で5番目に古い伝統を持っています。
御祭神
細川藤孝(フジタカ)卿(初代) | 戦国時代の武将で文化人。初めは将軍・足利義輝に仕え、後に織田信長や豊臣秀吉に仕える。丹後国宮津の大名となり、歌道の大家としても知られる。 |
細川忠興(タダオキ)卿(2代) | 戦国時代の武将で、豊前国小倉藩の初代藩主。正室は明智光秀の娘、細川ガラシャ。足利義昭、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕え、肥後細川家を築いた。 |
細川忠利(タダトシ)卿(3代) | 江戸時代前期の大名で、豊前国小倉藩の2代藩主、肥後国熊本藩の初代藩主。官位は従四位下・左少将。 |
細川重賢(シゲカタ)卿(8代) | 江戸時代中期の名君で、肥後国熊本藩の6代藩主。「紀州の麒麟、肥後の鳳凰」と並び称された。最初は長岡紀雄と名乗り、兄の後を継いで細川重賢となる。名前の「重」は9代将軍徳川家重から授かったもの。 |
御利益
ご利益 | 商売繁盛、無病息災、縁結び・良縁 |
出水神社の御朱印
社務所
御朱印
御朱印は時期に応じて変わる御朱印と、筆書きいただける2種類があります。
今回は8月末に訪問したため、夏模様の御朱印を頂戴しました。
出水神社の境内の様子
鳥居
水前寺成趣園の池を右手に歩いていると、左手に出水神社と鳥居が現れます。
鳥居から先は厳かな雰囲気を感じます。
昭和天皇お手巻きの松
この松の木は、昭和天皇が熊本を訪問された際に、記念として植えられたものです。
案内板には、この松が昭和天皇によって植えられたものであることが記されており、その歴史的な意義が説明されています。
打手水
打手水になります。
参道より左手にあるため、手や口を清めましょう。
石のくぼみに水が溜まっており、竹で救うため神聖さを感じます。
海外から観光に来た方も、写真を撮って楽しんでいました。
本堂
鳥居手前からでも本堂が見えるほど、どっしりと構えております。
753や初詣などは、多くの方で賑わいます。
本堂内
神殿の前には玉串を捧げる台や、参拝者が礼拝するためのスペースが設けられています
参拝の作法を示した案内板もあり正しい作法で参拝できるようにするため、手を合わせる順序や礼の仕方などが視覚的に説明されています。
絵馬
武将が馬に乗って弓を引く姿が絵馬で描かれています。
米と日本人
御籠米は、神社でお供えされたお米を小袋に分けて参拝者に授けるもので、古くから日本人の生活に深く関わる米の神聖な象徴として尊ばれています。
袋には、出水神社の名前とともに赤い紋様が印刷されています。
長寿の水
出水神社の敷地内に湧き出る水で、「長寿の水」として信仰されています。
熊本の水前寺成趣園は、阿蘇の湧水が豊かに流れる「水の都」の象徴です。細川家17代護貞氏が詠んだ「誰謂水無心」という掛軸が飾られ、この水が毎日何かを語っていると感じられたそうです。
徳富蘆花や夏目漱石、中村汀女も、この美しい水を詠んだ句を残しています。清らかな湧水と緑が、訪れる人々に安らぎを与えてくれる庭園です。
宗不早歌碑
宗不早 は、江戸時代の熊本藩の医師であり、詩人でもありました。
この歌碑には、彼が詠んだ詩が刻まれています。
光復
昭和24年(1949年)の戦災で焼失した社殿が昭和48年(1973年)に復元されたことを記念して建てられました。
この記念碑は、肥後細川家17代細川護貞公が建てたもので、「光復」という言葉は「失われたものが復元される」ことを意味しています。
五葉の松
通常の松が針葉を3枚持つのに対して、5枚の針葉を持つ珍しい種類の松です。
この松は、特に熊本の名木として知られ、長い歴史を持つ象徴的な木として大切にされています。
夏目漱石句碑
句碑には、夏目漱石が詠んだ俳句が刻まれており、隣にはその説明板があります。
夏目漱石は、日本の著名な小説家であり、彼の作品は広く読まれています。
稲荷神社
出水神社より水前寺成趣園の奥へ進めると、熊本市稲荷神社が見えます。
徒歩2分ぐらいで着くため、距離があるわけではありません。
京都伏見稲荷大社より勧請しました。
五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・交通安全などのご利益があると言われております。
連なる鳥居神社の鳥居は、潜る参拝者にパワーを与えてくれる感じがします。
本堂は木造造りです。涼しい木陰の中で参拝者を迎えます。
本堂の左手側に打手水があります。
反射して木々を映し出していることが綺麗です。
本堂から見た鳥居も神秘的です。
夕方などでは綺麗な写真が撮れるのではないでしょうか。
出水神社のギャラリー
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