熊本県上益城郡嘉島町にある『甲斐神社』へ参拝しました。
熊本県内でも珍しい「手足の神様」として知られており、手足型の絵馬はここでしか奉納できない貴重なものとなります。
また境内の鳥居は低い位置に立っておりますが、これも訳があって低くなっております。
そういった不思議つつも、パワー溢れる甲斐神社をご紹介します。
・手足型の絵馬で有名
・境内の鳥居が低い理由
・手足の健康や病気平癒を祈願する神様
Contents
甲斐神社の概要
名称: | 甲斐神社 |
---|---|
読み方 | かいじんじゃ |
住所 | 〒861-3105 熊本県上益城郡嘉島町上六嘉2243 |
創業 | 1914年 |
電話番号 | 096-237-2082 |
参拝可能時間 | – |
社務所受付時間 | 9:00~18:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | 無料:約20台 |
例祭日 | 2月15日 |
公式サイト | https://www.ashitekoujin.com/index.html |
公式instagram |
甲斐神社のアクセス方法・行き方
・熊本駅から車で約29分
・熊本空港(阿蘇くまもと空港)から車で26分
経路
国道226号線から嘉島町北甘木の交差点信号をセブンイレブン嘉島北甘木店方面へ曲がります。
そちらから「嘉島町立嘉島東小学校」方面に路地を走ると右手側に境内、その先に駐車場が見えます。
駐車場
駐車場は大体20台ぐらい駐車可能です。
軽自動車や普通車は問題ありませんが、大きめのファミリーカーだと駐車に苦戦するかもしれません。
子供達の通学路でもあるため、駐車時は回りに気をつけて駐車することをおすすめします。
甲斐神社の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
約400年前の1587年、豊臣秀吉の命で肥後国を治めた佐々成政の検地に反発し、国衆や民衆が一揆を起こしました。
御船城主の甲斐宗立たちは隈本城を攻めましたが、豊臣軍の援軍により失敗します。
甲斐宗立は手足に重傷を負いながらも、嘉島町に逃れ、地元の人々から手厚い看護を受けました。
感謝の気持ちを込め、甲斐宗立は「亡き後はこの地の手足の守り神となる」と誓いを残して息を引き取ります。
以来、この神社には参拝者が絶えず、手足の怪我や病気から回復した人々が、手型や足型、ギプスなどを奉納し、足手荒神さんとして信仰を集め続けています。
御祭神
甲斐宗立公 | 国人領主一揆の指導者の一人として現在の熊本城を攻めたが、豊臣秀吉の援軍によって一揆は鎮圧。戦いで傷を負った甲斐宗立は、嘉島町に逃れ、地元の住民から手厚い看護を受け、感謝の意を込めて「この地の手足の守り神となる」と言い残し、亡くなった。 |
甲斐宗運公 | 戦国時代から安土桃山時代にかけての武将で知略に優れた軍略家。彼の軍略は高く評価され、隈部氏の領地を守るための戦いでは、しばしば敵を退ける活躍を見せた。 |
御利益
ご利益 | 「手足の無病息災」「手足を使う車の運転」「手足を使う運動」「手足を使う作業、手足の美容、手足を使つ芸術事」 |
甲斐神社の御朱印
社務所
境内に社務所があります。
受付する方はおらず無人になりますが、お金を納めることでお守りなど購入が可能です。
御朱印
甲斐神社の御朱印は右上に「手足の神様 足手荒神」と記載があります。
まさに手足に効く神社の御朱印といった感じがしますね。
御朱印は基本的に書き置きになります。
テーブルにマジックがあるため、日付を記載する形になります。
室内のため、雨の日でも安心して記載可能です。
お守り
無人の場合は、初穂料で支払いをすることが可能です。
手型足型のお守りも購入可能です。
甲斐神社の境内の様子
正面鳥居
鳥居は、神社の境内と外界を隔てる神聖な門であり、神域に入るための象徴的な場所です。
木製のシンプルな鳥居が見られ、その上には「足手荒神」と書かれた額が掲げられています。
この神社が、手足に関するご利益を持つ「足手荒神」を祀っていることを示しています。
また、鳥居の左側には「手足の神様 足手荒神」と大きく書かれた看板が立っています。
この看板は、参拝者に対して、特に手足の健康や病気平癒を祈願する神様であることを強調しています。
参拝者は、手や足に関する悩みや病気の回復を願って、この神社を訪れることが多いことがわかります。
お祓いのご案内
おはらいのご案内が正面入り口の看板としてあります。
神社での祈願から出張まで幅広く行えます。
・手足の病気怪我平癒:手足に関する病気や怪我の快癒を祈るためのお祓い。
・交通安全・車祓い:交通安全を祈るお祓いや、車の祓い。
・厄除け・方除け:厄年や方位に関連する厄除け・方除けの祈願。
・安産:安産を祈るお祓い。
・初宮参り・七五三:子供の初宮参りや七五三の祝いに対する祈願。
・年祝い:特定の年齢に達したことを祝う年祝いの祈願。
出張ご祈願のご案内
・地鎮祭:家を建てる前に土地の神を鎮めるための儀式(地鎮祭)。
・井戸堀:井戸を掘る際に行う儀式。
・その他祈願:その他の特別な祈願や儀式にも対応可能である旨。
打手水
石の水槽があり、その上に設置されている柄杓や水道設備を使って水を手にすくい、手と口を清めます。
柄杓がない場合もあるため、その際はお手持ちのハンカチで拭けるよう準備すると良いです。
本堂
日本の伝統的な神社建築様式で、木材が多く使用され、屋根は瓦で覆われています。
この神社の建物は、シンプルで落ち着いた雰囲気を持っており、訪れる人々が心静かに参拝できるような設計です。
本殿内の中央には神具が配置されています。
奥には供物やご神酒もみられており、参拝者や神主様が祈願やお祓い時に添えるものでしょう。
境内鳥居
この鳥居、甲斐神社が建立された時からあるものです。
鳥居の高さが短い理由として、嘉島町は地盤が軟らかい土地なので、どんどん沈みこの高さになってしまったとのこと。
元々は高かったので、鳥居が沈む高さに時の経過を感じさせます。
狛犬
石灯籠の上に小さな狛犬がちんまりと置かれていることが特徴的です。
日本の神社で神殿や参道を守る護衛獣として、左右一対で設置されることが一般的ですが、このように灯籠の上に配置される形は珍しいです。
手足型の絵馬
一般的な絵馬(屋根の形をした小さな板)ではなく、手足の形をした特別な絵馬に願い事を書いて奉納する珍しい風習があります。
この絵馬を奉納することで、病気平癒や無病息災を祈願します。
手足に関する病気や怪我の平癒を願う参拝者が多いこともあり、手足型の絵馬で健康祈願の記載が多いです。
奉納所はテント配下に置いてあります。
手足型の絵馬は、社務所で購入可能です。
手型足型、各500円になります。
手型足型の書き方も案内しております。
非常に親切な記載例があり、どなたでもわかりやすく書けるでしょう。
社務所の室内でも記載できますが、外でも記載するテーブルが用意されております。
マジックペンもたくさん用意されていることから、多くの方が祈願されている様子が伝わりますね。
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