【河内阿蘇神社】御利益・御朱印・みかん畑ビューが魅力の神社を紹介

熊本市西区・河内町の静かな高台に佇む「河内阿蘇神社」。

その歴史はなんと1300年以上前、海から現れた異人を討伐した伝説に始まり、のちには戦勝を誓った領主の願いで「勝軍大明神」として再興されました。

今もなお、勝利祈願・厄除け・健康長寿など多彩なご利益を求めて多くの人が訪れます。

境内では、個性豊かな御朱印や釣り竿で楽しめる「福を釣り鯛おみくじ」など、思わず笑顔になる仕掛けがたくさん。参拝のあとは、有明海と雲仙岳を望む絶景にも癒される、自然と歴史が調和した神社です。

記事のポイント

・1300年の歴史を誇る、勝利祈願の社「河内阿蘇神社」
・御朱印・おみくじが充実!遊び心あふれる“体験型参拝”
・有明海と雲仙岳を望む、みかん畑に囲まれた絶景神社

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河内阿蘇神社の概要

名称:河内阿蘇神社
読み方かわちあそじんじゃ
住所〒861-5346 熊本県熊本市西区河内町河内2270
創業715年
電話番号096-276-0213
参拝可能時間24時間
社務所受付時間9:00~17:00
御朱印有無有り
駐車場無料:5台ほど
例祭日10月15日
公式サイトhttps://kawachi-asojinja.localinfo.jp/
公式instagram

 

河内阿蘇神社のアクセス方法・行き方


・熊本駅から車で約27分

・玉名市役所から車で約25分

 

経路

河内阿蘇神社_経路1

国道501号線を北上すると、左手側に黄色いお店の「たこ焼き大阪」が見えてきます。

河内阿蘇神社_経路2

たこ焼き屋さんの右手側に鳥居が見えます。

河内阿蘇神社_経路3

駐車場は、この鳥居を入った先にありますので、進みましょう。

駐車場

河内阿蘇神社_駐車場

鳥居から進んだ先に、左手に駐車場があります。

駐車するラインも引いてあるため、ラインに沿って駐車しましょう。

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河内阿蘇神社の由緒・御祭神・御利益

由緒・歴史

河内阿蘇神社_由緒

今から1300年以上前、肥後の国司・道君首名が、海から来た「異国の三人(異人三官)」が熊本・河内に拠点を構えていると知り、討伐を命じました。

討伐に向かった藤原泰忠は、阿蘇大神を迎えて神々に祈り、見事に異人三官を平定。そこに「若宮大明神」を創建し、代々子孫が神職を継いできました。

その約700年後、九州の戦乱期。地元の領主・橘公基が「勝てば社を再興する」と誓願し、見事勝利。社を「勝軍大明神」として再興し、海と山を守る神、勝利と平和、五穀豊穣の神として広く信仰を集めました。

 

御祭神

健磐龍命日本神話に登場する神で、特に農業や収穫に関連する神として知られる。速瓶玉命は、穀物の神として豊作を祈るために祭られる。名前の「速瓶玉」は、速やかに(迅速に)豊かな収穫をもたらすことを象徴する。
比咩明神阿蘇神社における女性の神様で、健磐龍命の后(きさき)神とされている。豊穣や子孫繁栄、家庭の守護神として信仰されており、優しさや包容力を象徴する存在である。
速甕玉神阿蘇神社に祀られる神で、神々の酒をつかさどる神ともされる。名前の「瓶玉(みかたま)」は酒器や霊力のある玉を指すといわれ、清め・祝福・再生に関わる神格をもつと考えられている。
阿蘇十二神阿蘇神社に祀られている12柱の神々の総称で、中心は阿蘇大神・健磐龍命(けんぱんりゅうのみこと)。この12柱は、健磐龍命とその家族・子孫などで構成されており、火山・水・農業・国土・家族の繁栄を守る神々として信仰される。

 

御利益

ご利益縁結び、不老長寿、健康長寿、厄除け、開運

 

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河内阿蘇神社の御朱印

社務所

河内阿蘇神社_本堂内

社務所はありませんが、本堂内にお守りや御朱印が販売されております。

御朱印

河内阿蘇神社_御朱印

中央に力強く記された社名と、背景に押された「違い鷹の羽」を思わせる朱印が印象的です。

「奉拝」の文字と日付が添えられ、参拝の証として丁寧に仕上げられた一枚です。

御朱印は、基本的に書き置きになります。

河内阿蘇神社_御朱印2

中央には色とりどりの御朱印が額に収められて並び、それぞれに独自の意匠が施されています。

季節やテーマに応じた限定御朱印もあるようで、神社の丁寧な心配りが感じられます。

また、「おみくじ」や折り紙の飾りなども並び、訪れる人の心を和ませる温かな空間となっています。

 

河内阿蘇神社の境内の様子

鳥居

河内阿蘇神社_鳥居

有明海の東にある神社で白い石造りの鳥居は荘厳です。

鳥居の左右には赤い灯籠が配され、道の両脇には奉納された黒地に白文字の幟旗がずらりと立ち並び、静かさと賑わいが感じられます。

奥へと続く坂道には提灯も飾られ、参拝者をあたたかく迎える風情ある景観が広がっています。

案内板

河内阿蘇神社_案内板

神社の旧称「鎮西守護勝軍之神社」や、鎮座して1,300年の歴史を持つことが記されています。

また、歳旦祭や夏越大祭、秋季例大祭といった年間の主要祭事の日時も明記されており、地域に根差した信仰の中心であることが伺えます。

看板には、交通安全や厄除け、必勝祈願などのご祈願も受け付けている旨が書かれており、幅広い願意に対応する神社であることがわかります。

打手水

河内阿蘇神社_打手水1

参拝前に心身を清めるための場所で、大きな石をくり抜いて作られた手水鉢には自然の風格が漂っています。

瓦葺きの屋根や注連縄(しめなわ)、紙垂(しで)も丁寧に設えられており、神聖な空気感が保たれています。

河内阿蘇神社_打手水2

こちらは、河内阿蘇神社の手水鉢を間近に捉えた写真です。

一枚岩をくり抜いたこの手水鉢は、自然の風合いと重厚感があり、神社の長い歴史を感じさせる佇まいです。石肌には苔がうっすらと広がり、年月を経た風格が漂います。

本堂

河内阿蘇神社_本堂への経路

河内阿蘇神社の本殿へと続く石段と、石造りの鳥居を捉えたものです。

長い歴史を感じさせる苔むした鳥居と、左右に並ぶ石垣や手すり付きの階段が、厳かな雰囲気を醸し出しています。

河内阿蘇神社_本堂

河内阿蘇神社の拝殿を正面です。

落ち着いた木造建築の佇まいには、年月を重ねた風格と清らかな空気が漂います。注連縄が掛けられた入口には狛犬が左右に構え、神域を守る存在としての厳かさを感じさせます。

左右の石灯籠や、飾られた提灯が祭礼の雰囲気を添え、訪れる人々の敬意と祈りを受け止める、静かで神聖な空間が広がっています。

おみくじ

河内阿蘇神社_本堂前おみくじ

河内阿蘇神社の本殿には、おみくじガチャ機を写したものが設置されています。

昔ながらの赤いカプセル販売機が3台並び、左から「恋みくじ」「おみくじ」「こどもみくじ」と、それぞれ異なるテーマのおみくじが楽しめるようになっています

本堂内

河内阿蘇神社_本堂内

拝殿内部は、木の温もりが感じられる清らかな空間で、神前を飾る御幣や幣帛(へいはく)、祭壇が整然と配置されております。

中央には玉串奉奠のための折りたたみ椅子が並べられ、神職と参拝者の祈りの交わりが想像されます。

自然光が差し込む静かな雰囲気の中に、格式と親しみが同居する、心落ち着く神域です。

 

河内阿蘇神社_本堂内掛け軸

奉納絵馬は、鎧兜をまとった武将たちが勇ましく馬に乗って川を渡る場面が描かれています。

画面中央の武将が掲げる「勝」の文字は、河内阿蘇神社が「勝軍(しょうぐん)神社」とも称されることと深く関係し、勝利や武運長久を祈願する信仰が根付いていることを示しています。

福を釣り鯛

河内阿蘇神社_本堂内服を釣る鯛

河内阿蘇神社の人気おみくじ「福を釣り鯛 おみくじ」です。

 

釣り竿を使って小さな鯛の人形を釣り上げる形式で、おみくじが中に入っているユニークな仕掛けが魅力です。

楽しみながら一年の運勢を占えるこのおみくじは、子どもから大人まで参拝者の笑顔を誘い、神社をより身近で親しみやすい存在にします。

遊び心とご利益が融合した、河内阿蘇神社ならではの温かなおもてなしを感じます。

境内

河内阿蘇神社_境内

河内阿蘇神社の拝殿とその周囲の境内を写した全景です。

落ち着いた木造の社殿には石灯籠と狛犬が並び、周囲には豊かな自然が広がっています。

すぐ近くは海であることから、静かな空間が広がります。

みかん畑

河内阿蘇神社_みかん畑

熊本県河内町から望む有明海の穏やかな海面と、遠くにそびえる長崎県・雲仙岳の雄大なシルエットが見えます。

手前には緑豊かなみかん畑が広がり、秋から冬にかけての河内地域らしい風景が広がります。

自然の恵みと雄大な景色が調和した眺めは、河内阿蘇神社を訪れた際にも楽しめる絶景のひとつで、訪れる人の心を癒してくれます。

 

河内阿蘇神社のギャラリー

 

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