熊本県熊本市西区河内町にある『金峰山神社』へ参拝しました。
美しい自然に囲まれた山岳信仰の聖地であり修験道の伝統が息づく場所から、霊験あらたかなパワースポットとしても知られています。
標高の高い山頂に鎮座する神社を目指す登山は、家族や友人などと一緒に自然との一体感を感じながら歩む特別な体験です。
この記事では、金峰山神社へのアクセス方法や駐車場の情報、さらには参拝の記念として人気の御朱印についてもご紹介します。
・熊本市内を一望できる金峰山頂上にある神社
・熊本県の登山愛好者も通う空気の澄んだスポット
・菊池武重公が戦勝に感謝して神を祀った
Contents
金峰山神社の概要
名称: | 金峰山神社 |
---|---|
読み方 | キンポウザンジンジャ |
住所 | 〒861-5344 熊本県熊本市西区河内町岳1881 |
創業 | 832年 |
電話番号 | – |
参拝可能時間 | 24時間 |
社務所受付時間 | 24時間 |
御朱印有無 | 有り |
駐車場 | 無料:約30台(第2駐車場) |
例祭日 | 4月15日(月) 春の例大祭 7月22日(月) 川祭り 10月15日(火) 秋の例大祭 11月 大祓い 11月15日(金) 火祭り/七五三行事 |
公式サイト | – |
公式instagram |
金峰山神社のアクセス方法・行き方
・熊本駅から車で約29分
・益城ICから車で約58分
県道1号線に入り、金峰山神社へ進みます。
金峰山登山車駐車場が左側に見えます。
もし登山目的の方は、こちらへ駐車するとわかりやすいです。
金峰山鳥居が見えてくるので、それを右折します。
道は狭いですが、一方通行なため対向車は来ないと知ると安心できます。
駐車場
車で5分ほど走らせると、金峰山第2駐車場が左手に見えてきます。
こちらの砂利駐車場に駐車すると良いです。
駐車後は徒歩5分ぐらい、神社に向けて歩きます。
頂上前の登り坂手前に現在地を示すマップもあります。
頂上までは木々に囲まれており、綺麗な空気を感じることができます。
金峰山神社登拝回数記録版
山頂に向けて歩いていると、「金峰山神社登拝回数記録版」が左手に見えてきます。
こちらに曲がると金峰山神社へ参拝ができます。
10,000回以上登った方がおり、凄さを感じます。
1年で毎日登ったとしても365回であり、長い間登り続けている猛者であることがわかります。
金峰山神社の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
蔵王権現社は、熊本市にある金峰山の頂上に位置する神社です。
もともとは「鉾田山」と呼ばれていましたが、832年に奈良県の金峯山から蔵王権現を勧請(神様を迎えること)したことで「金峰山」に改名されました。
1333年には、菊池武重が敵軍との戦いの際、この地で祈願を行い、勝利を収めたという伝説があります。
武重が神の姿を刻んだ像が、現在の神体として祀られています。
その後も菊池氏をはじめ、加藤氏や細川氏が神社を大切に守り続けてきました。
現在の祭神は、金山毘古・金山毘売の二柱の神と安閑天皇で、歴史と信仰が深く根付いた場所となっています。
御祭神
金山毘古 | 金属や鉱山の神様で、鍛冶や金属加工を司る神として信仰されています。古くから鍛冶師や金属に関わる人々の守護神とされ、繁栄や技術の発展をもたらす神として祀られています。特に、金属を扱う職人たちにとって重要な神格であり、豊かな鉱物資源や金属の恵みを象徴します。 |
金山毘売 | 金山毘古と対になる女神で、金属や鉱物の恵みを象徴する神です。女性神であることから、金属の「育み」や「安定」といった意味合いも持ち、地球の恵みを大切にする信仰が込められています。金山毘古と共に、鉱山業や金属加工業の守護神として崇敬されています。 |
安閑天皇 | 第27代の天皇で、飛鳥時代に在位していました。彼は日本の歴史上、比較的短い期間しか在位していませんでしたが、その治世中に国家の安定や文化の発展を目指したとされています。安閑天皇が祀られる理由として、皇族や歴史的な天皇を信仰の対象とすることで、国家の安寧や繁栄を祈る意味があります。 |
御利益
ご利益 | 家内安全 · 健康長寿 |
金峰山神社の御朱印
休憩所
社務所でなく、休憩所になります。
鳥居前にあり、右手側で机や椅子などあります。
ありがたいことに自動販売機があるため、登山で飲み物がなくなった方は
こちらで飲み物を補充すると良いです。
御朱印
御朱印は書き置きになります。
年月単位まで記載があるため、詳細な日付は自身で記載する必要があります。
支払いは、奉納する形になるためお釣りのないように調整しましょう。
お守り
本堂内にはお守りも並んでおります。
金峰山神社の境内の様子
鳥居
休憩所の先に、鳥居が見えてきます。
打手水
鳥居を抜けて左手側に打手水があります。
参拝時は、水が出ておりませんでした。
イベントごとなどある場合に流れるかもしれません。
狛犬
鳥居前に狛犬が2頭見守っています。
境内の本堂前に綺麗な狛犬も2頭います。
金剛蔵王大権現
金剛蔵王大権現は、仏教と神道が融合した神仏習合の信仰を象徴する神仏の一つです。
蔵王権現は、主に修験道で信仰される仏教の守護神であり、仏と神が一体となった特殊な存在です。
「蔵王」とは、仏教の信仰対象である不動明王や毘沙門天などの諸仏の力を集めた姿を意味し、「大権現」は仏が神の姿を借りて現れることを表しています。
悪を打ち砕き、困難を取り除く強力な力を持つ神仏として信仰されています。
特に災厄除けや厄払いの神として、多くの人々が祈願に訪れます。
神変大菩薩像
神変大菩薩像(じんぺんだいぼさつぞう)は、日本の修験道の開祖である役行者を表した像です。
修験道は、山での厳しい修行を通じて霊的な力を得ることを目的とした日本独自の宗教で、役行者はその始祖として深く信仰されています。
役行者は7世紀に活動したとされ、山岳修行を重ねて不思議な力を得たと伝えられています。
「神変大菩薩」という名前は、彼の霊的な力を称えるもので、神仏が融合していた時代には特に尊ばれました。
神変大菩薩像は、修行者の服装をした役行者の姿を描いたもので、奈良県の金峯山寺などの修験道の聖地では多くの参拝者に親しまれています。
菊池武重公
菊池武重公は、南北朝時代の武将で、肥後国の守護を務めた人物です。
菊池氏の第3代当主として、南朝の後醍醐天皇に忠誠を誓い、そのために各地で戦いを繰り広げました。
特に、金峰山周辺での戦いで有名で、ここでの祈願によって勝利を収めたと伝えられています。
その後、武重公は金峰山に神社を建立し、戦勝の感謝を込めて神を祀りました。
菊池武重公が境内を見守る様子は、写真の感じです。
参拝者・登山者の無事を願って見守っております。
本堂
本堂の前に狛犬2頭と金剛蔵王大権と現神変大菩薩像が並び、参拝者を見守っております。
本堂内は木造建築の木の香りが漂い、リラックスします。
綺麗に清掃もされていることから、神聖さを感じさせます。
猿田彦命
猿田彦命は、日本神話に登場する道案内の神様で、天孫降臨に際して天照大神の孫である瓊瓊杵尊を先導したことで知られています。
そのため、「道開きの神」として旅や開運、商売繁盛のご利益があるとされています。
龍燈
古代から伝わる神秘的な現象で、夜空や水面に突然現れる光のことを指します。
特に、日本では海や湖、神社の近くで目撃されることが多く、龍神や神霊の存在を示す吉兆として信じられてきました。
龍燈は、古くから人々の間で「神様の灯り」や「龍が吐く炎」として語り継がれ、その現象が現れる場所は霊験あらたかな場所とされています。
科学的な解明は進んでいないものの、信仰や伝説の中で特別な意味を持つ存在として、今日でも多くの人々に神秘的な印象を与えています。
会友之塔
標語
大自然の淳朴と
爽快を求めて
心ゆくまで
歩きましょう
会友之塔
絵馬
絵馬は本堂内で購入が可能です。
「開運招福」で七福神の絵柄が載っていることも可愛らしいです。
金峰山アンテナ送信所
神社の奥にはNHKのアンテナが設置してあります。
熊本市内から見える電波塔はこの金峰山にあるアンテナと知ると感慨深いものがあります。
金峰山神社のギャラリー
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