熊本県宇城市不知火町にある『永尾剱神社』へ参拝に行きました。
海の中に佇む鳥居は、潮の満ち引きで景色を変えます。
夏になると花火大会や不知火が見れるため、非日常的な体験を楽しめます。
また湾内にあるためか、海(潮)の香りがなく、吹き抜く風に気持ちよさを感じます。
・海に鳥居がある神社
・不知火現象と言われる貴重な蜃気楼現象が見られる場所
・海童神が遠方から「エイ」の背に乗ってこの地に鎮座した
Contents
永尾剱神社の概要
名称: | 永尾剱神社 |
---|---|
読み方 | えいのおつるぎじんじゃ |
住所 | 〒869-3471 熊本県宇城市不知火町永尾6 |
創業 | 713年 |
電話番号 | – |
参拝可能時間 | – |
社務所受付時間 | – |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | 無料:約5台 |
例祭日 | 八朔の日(旧暦の8月1日) |
公式サイト | https://ukitrip.city.uki.kumamoto.jp/sashiyori/775/ |
公式instagram | https://www.instagram.com/einootsurugijinjya/?hl=ja |
永尾剱神社のアクセス方法・行き方
・松橋駅から車で約11分
・松橋ICから車で約30分
大通りからここまで入る道が狭くなり、少し不安になります。
国道266号線を進むと、JA SSが見えるため、その奥にある道を左折します。
左折するとT字路に当たるため、左折をします。
急な下り坂になるため、注意してください。
その後は直進すると駐車場へアクセスできます。
駐車場
駐車場には、案内板が置いてあります。
左端にあるため、人によって見逃してしまうかもしれません。
駐車場は5台ほど駐車可能です。
真夏の日中でも少数ですが、参拝者がいました。
永尾剱神社の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
この神社は713年(和銅6年)、元命天皇の勅願により国郡の鎮護を目的に創建されました。
社伝によれば、海童神が遠方から「えい」の背に乗ってこの地に鎮座し、神社の鎮座地が「えい」の尾の位置にあたるため「永尾(えいのお)」と呼ばれるようになりました。
また、剣の形をした「えい」の尾から別名「剣神社」とも呼ばれています。
伝説では、巨大な「えい」が神社の鎮座地である宇土半島を越えようとしましたが、網に阻まれてその場に留まり、「えい」の尾の先に神社が建立されたと言われています。
このため、周辺の地名には「網津」「網引」「網田」が付けられました。
氏子の中には、「えい」を神の眷属として食べない者もおり、特に胃腸病平癒の神徳で崇められています。
神社の境内からは不知火海を望むことができ、海中には鳥居が立っています。
毎年旧暦の8月1日に行われる八朔祭は、不知火出現の日と重なるため、多くの参拝客が訪れます。
御祭神
海童神(玉依姫命) | 玉依姫命は、海の神として信仰され、水運や漁業の守護神とされています。また、古代の海人(あま)の信仰の対象でもある。 |
菅原道真公 | 菅原道真公は、平安時代の学者であり、学問の神として知られる。彼の業績や学識が評価され、天満宮に祭られるようになった。 |
大山祗神 | 山の神として信仰され、山の守護神として古くから崇敬されて、自然の力を象徴する神でもある。 |
火産霊神 | 火産霊神は、火の神として知られ、火を使う技術や職業の守護神とされる。特に料理や鍛冶の神として信仰される。 |
小一領神 | 小規模な領地や土地の守護神として信仰される。その名の通り、小さな領地を守る神である。 |
御利益
ご利益 | 開運招福・商売繁盛・病気平癒・縁結び・胃腸病・脱腸病 |
永尾剱神社の御朱印
社務所
社務所は閉店していました。
そのため、御朱印やお守りは本堂内で購入が可能です。
御朱印
御朱印は、セルフ式になっております。
ちなみに直書きで受領したい場合は、西岡神社へ参拝に行くと頂戴できます。
お守り
絵馬や各種のお守りが綺麗に置かれております。
御朱印含めて支払い時は、こちらになります。
お賽銭への支払いに迷いましたが、賽銭の盗難防止かもしれません。
永尾剱神社の境内の様子
海鳥居の入口
駐車場から徒歩10秒ほどで、海鳥居の入り口に到着できます。
階段を上がると、海鳥居と沖合が眺められます。
海鳥居
引き潮で、海側から鳥居をくぐって神社まで参拝したのは、初めての体験。
景気もきれいですが、足元はカニがたくさんいるのでご注意ください。
鳥居まで歩く際は、下がぬかるんでいますので汚れてもいい靴で行くと良いです
石階段の参道
海辺の鳥居と反対に、本堂へ繋がる石階段があります。
境内までの方は最初は手すりのある階段ですが傾斜が緩やかになる上の方は一部手すりがなくなります
石段を上がっていくと、鳥居が見えてきます。
石階段途中の鳥居スペース
石階段途中に海鳥居と沖合を一望できるスペースがあります。
鳥居
参道を上がると、赤い灯籠と白い鳥居が見えてきます。
小丘の上にあるため、良い雰囲気が漂います。
本堂
境内には、土俵があり「永尾剱神社」といった撮影スポットもあります。
宇土半島古社順拝のスポットでもあ理、心落ち着ける静かな場所です。
本堂内
御朱印やお守りを受け取れる境内は綺麗に掃除しております。
土足禁止のため、靴を脱いで上がるようにしましょう。
打手水
打手水はシンプルな造りになります。
石が彫られていて、反射で木々が反射していることが美しいです。
狛犬
永尾剱神社の狛犬は、足元に小さな狛犬がおり、珍しいなと思いました。
調べてみると、小さな狛犬は「子取り」や「子連れ狛犬」と呼ばれ、子孫繁栄を祈願する意味があるらしいです。
狛犬の目元などに赤色の協調があり、凛とした姿が眩しいです。
エイの絵馬
絵馬を見るとエイの形をしております。
伝説から受け継がれている歴史を大事にしている背景が見えます。
不知火(しらぬい)
旧暦の8月朔日には、八代海上に不知火という蜃気楼現象を、神社より拝むことができると言われています。
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