熊本県宇土市にある西岡神社へ参拝しました。
数多くの神様が境内に祀られており、『日本一大きいおみくじ』『五色の鳥居』『むすびの灯火』など御利益がありそうな雰囲気のパワースポットです。
Contents
西岡神社の概要
名称: | 西岡神社 |
---|---|
読み方 | にしおかじんじゃ |
住所 | 〒869-0424 熊本県宇土市神馬町577 |
創業 | 713年 |
電話番号 | 0964-22-1824 |
参拝可能時間 | 6:00~18:00 |
社務所受付時間 | 8:30~17:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | 無料:40台 |
例祭日 | 10月 19日 |
公式サイト | http://www.nishioka-jinguu.net/ |
公式instagram | – |
西岡神社の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
西岡神宮の創建は、713年まで遡ります。
元明天皇の勅願により、宇土の地の総鎮護として中原(壇原)に創建されました。
当初は春日大神と住吉大神が祀られていたのですが、承久3年(1048年)に藤原道隆によって八幡宮が合祀され、三宮大明神と称されるようになりました。
その後、天正15年(1587年)に宇土城主となった小西行長がキリシタンだったため、一時的に御神体が遷され、社殿も焼失してしまいます。
しかし、加藤清正公の入城後、現在地の神馬町に再建され、今日に至っています。
御祭神
西岡神社には、神様のお家である「本殿」と、その周りに小さな「末社」があります。
今は2つの大きな家にまとめられて、それぞれ6つの神様が一緒に住んでいます。
東の末社は
天照大御神(あまてらすおおみかみ) | 太陽の神様 |
菅原道真公(すがわらみちざねこう | 学問の神様 |
稲荷大神(いなりおおかみ) | 商売繁盛の神様 |
猿田彦大神(さるたひこおおかみ) | 道案内の神様 |
弁財天(べんざいてん) | 芸能の神様 |
大黒天(だいこくてん) | 福の神様 |
西の末社は
八幡大神(はちまんおおかみ) | 戦争の神様 |
春日大神(かすがおおかみ) | 縁結びの神様 |
住吉大神(すみよしおおかみ) | 海の神様 |
諏訪大神(すわおおかみ) | 風雨の神様 |
天満大神(てんまんだいじん) | 学問の神様 |
秋葉大神(あきはばおおかみ) | 火の神様 |
と多くの神様が祀られています。
また2つの末社
稚児宮(ちごみや) | 少彦名神(すくなひこなのかみ) | 大国主命と一緒に国作りをした神様 |
祖霊社(それいしゃ) | 大国主命と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) | 大国主命は国造りの神様、市杵島姫命は海の神様 |
の神様も祀っています。
御利益
西岡神社の主な御利益と神様は下記の通りです。
宮 | 御祭神 | ご利益 |
一之宮 (春日大神) | 天児屋根命 (あめのこやねのみこと) | 家内安全、厄除け、五穀豊穣、商売繁盛 |
二之宮 (八幡大神) | 誉田別尊命 (ほんだわけのみこと・十五代應神天皇) | 国家安泰、武運長久、厄除け、勝運 |
三之宮 (住吉大神) | 中筒男命 (なかつつのおのみこと) 表筒男命 (うわつつのおのみこと) 底筒男命 (そこつつのおのみこと) | 海上安全、航海安全、漁業繁盛、五穀豊穣 |
西岡神社のアクセス
それでは西岡神社のアクセスについてご紹介します。
自家用車で行く場合、今回は上り坂より第4駐車場へ向かいます。
宇土城城跡が右手側に見えてきます。
駐車場は、砂利になります。
イベントの時でなければ、充分に余裕を持って駐車することが可能です。
第4駐車場から本堂は、駐車場左側から行けます。
ただし石の道になるため、車椅子の方は通りづらいです。
こちらは、本堂前の駐車場です。
鳥居の左手側から右折して境内に入ることが可能です。
鳥居の前に第2駐車場があります。
こちらの駐車場も広いです。
西岡神社の入り口
第1駐車場や第4駐車場に車を停めた場合は別の入り口から境内へ入ります。
第2駐車場であれば、正面の鳥居から入ることが可能です。
いよいよ西岡神社に行きます。
鳥居は昭和17年10月吉日とのことで、歴史を感じさせます。
鳥居の左側にさざれ石があります。
国歌斉唱で「さざれ石」の文言がありますが、よく意味がわからないままでした。
石灰石が長い年月の間に雨水で溶け、そのとき生じた粘着力の強い乳状液が次第に小石を固めて巨石となり、河川の浸食作用により地表に露出し、苔むしたたものです。
『時を経て、さざれ石の厳となりて苔のむすまで永く久しく栄えますようにと感動が守られています』
と国歌斉唱の中にも意味を含ませて入れたことがわかります。
西岡神社の楼門です。
楼門の屋根が末長く、圧巻です。
楼門の右手に打水舎があります。
打水舎の水は龍から出ております。
打水舎には、作法の張り紙があります。
子供でもイメージがつきやすいように、巫女さんのイラストが可愛らしいです。
楼門の入り口には、様々なパンフレットが置いてます。
西岡神社の案内だけでなく、「漫画で分かる日本書紀」など子供が好きそうなものもあります。
西岡神社の本堂です。
境内はとても広く、その真ん中に本堂があるためパワーが集まっている感じがします。
本堂内は靴を脱いで見る事が可能です。
本堂中は厳かな雰囲気です。
手前に消毒液や清め塩、次回の祭典ご案内などがあります。
人生の言霊集もあり、毎月参拝に来ると新たなことを知るきっかけになりそうです。
近くを通った時に、見てみるのも楽しみの1つになるでしょう。
本堂内の奥です。
可愛らしい西岡神社のロゴが正面に散っている事が素敵です。
境内は広く、雨天時でも移動がしやすい設計になっております。
右から順番に、パネル展・写真集・御祈願受付・御札・御守、縁起物と並びます。
上に続いて、絵馬記入所・古札納所となります。
西岡神社の名物、『日本一大きい大開運おみくじ』があります。
「長い歴史と重みを感じながら」といった説明に、体験型なおみくじとして面白さを感じます。
歴史資料館のには鎧・兜の展示場があります。
着付け体験が2,000円で可能ですので、ぜひ貴重な体験として着てみてください。
要予約とのことで、注意が必要です。
時間がある場合は、じっくりと宇土の歴史をみると良いです。
ウォーターサーバーもあるため、一息つける空間となっています。
私が参拝して最もよかったパワースポットが、5色の鳥居です。
一目見て、とても可愛らしく一目惚れしました。
背後から見ると、色によってサイズが違うことがわかります。
『成長鳥居』と言われることから、成長するごとに心のあり方を身につけて必要があるでしょう。
五色の鳥居の案内です。
この鳥居は、人として守るべき、目指すべき心のあり方である穂を五色の鳥居に願いを込め、人が正しく歩む道として表現しています。
五色の鳥居
仁
人が守るべき理想の姿とは、自分の生きている役割を理解し自分を愛すること、そして身近な人を大切にし愛することです。
真心と思いやりを持ち誠実に人と接する事は、とても大切な生き方です。五色の鳥居-緑色
信
心と言景、行いが一致し嘘がない事で得られるのは信頼です。
嘘がために一度損なわれた信頼を取り戻すのは難しい事です。
信頼は全ての徳を支える程大切です。五色の鳥居-黄色
礼
人の世に秩序を与える礼儀礼節は大切な事です。親や目上の人に礼儀を尽くす事、自分を謙虚で謙遜し相手に敬意を持って接すること、節度を持って行動する事を心がけましょう。
五色の鳥居-赤色
義
人のふみ行うべき正しい道である道理や、人道のために尽くす事が正義です。道徳、倫理をおろそかにする事は道を踏み外すことに繋がります。本当に人を愛し思いやる生き方は正義を貫いてこそ成り立ちます。
五色の鳥居-白色
智
人や物事の善意を正しく判断することが知恵です。
知恵を高めるには偽りのない考え方や物事との接し方に基づいた豊富な知識を蓄えることが必要です。五色の鳥居-紫色
5色の鳥居と本堂が一緒に映るだけで、自然と御利益が降りて来そうです。
西岡神社境内の散策
むすびの灯火
境内には可愛らしい『むすびの灯火』があります。
『むすびの灯火』の案内です。
西岡神社の願掛けです。
絵馬には「無事成長」が多くあり、お子様連れによる参拝が非常に多い印象です。
また『恋の願掛け』と呼ばれる、恋愛成就を祈願する方には良い場所もあります。
末社の中には、願掛けされた雰囲気が広がります。
五色の御縁結守は、1つ800円です。
・緑・・・仕事・学業のご縁
・黄・・・金運・幸運のご縁
・赤・・・良縁・子授け・安産のご縁
・白・・・心願成就・叶えたいご縁
・紫・・・健康のご縁
など祈願によって選択できます。
恋の願掛けもあります。
良縁に恵まれたい方は青い紙に願い事を、赤い紙に自分の名前と年齢を書きます。
恋の願掛け所に赤い糸で結びます。
西岡神社は、縁結びの神様として言い伝えがあります。
神様はスサノヲの美琴、
御神樹と神石
さて、本堂の周りを散策してみます。
まず御神樹と神石が当たります。
西岡神社には、西暦713年よりも前からある古い石があります。
その石は、神様のお家がまだなかった頃、神様が宿る場所として人々に大切にされていました。
長い年月をかけて、色々な景色を見てきたから、「百官石」と呼ばれています。
ある日、日比左近右衛門という人が、その石を自分の家の庭石にしようと持ち帰ました。
その夜、石は光り輝き始めびっくりした日比左近右衛門は、石を神社に戻しました。
その後も、石は光り続け、人々は石を神様として崇めるようになりました。
今でも、西岡神社の宝物として大切にされています。
神石の周りに白い石が散っており、神聖なスポットの感じがします。
神石の案内です。
御利益として、無病息災・病気平癒があります。
五災護り札
神石の左隣には五災護り札が見えます。
五災護り札は、災難や厄災から身を守るための御守りです。
一般的には、下記の通り五つの災難から守るとされています。
- 火災
- 水難
- 風災
- 盗難
- 悪病
見た目や「福」「護」などの言葉から、強いパワーをもらえそうなスポットです。
五災護り札の案内板です。
西岡神社の場合は、『家内安全』を強く願う案内になっております。
ぜひお子さんと一緒に体験して下さいね。
西岡神社の御朱印
西岡神社の御朱印は1種類と、他神社も兼ねたものとなります。
参拝後に御朱印をもらいます。
執筆いただく間に、掲示板として様々な案内が貼られているので待ち時間も楽しめます。
無事に御朱印をいただけました。
本堂内でもですが、西岡神社の紋章がシンプルで可愛らしいです。
鳥の鳳凰模様も御利益がありそうな雰囲気を感じます。
御朱印と同じくパンフレットもいただきました。
帰宅後にじっくり読ませていただきます。
また宇土半島古社巡拝のパンフレットもいただきました。
パンフレットの裏には宇土半島の十四社配置図があります。
これをみて、一式周ってみたいと思いました。
近場で案内図があると、巡る気持ちが高まりますね。
まとめ
西岡神社は、祀られている神様が多くパワーを感じるスポットです。
日本一大きなおみくじや五色の鳥居など、参拝にきたお客様が楽しめる御利益出そうな箇所が多々あるため、ぜひご家族や大切な方と巡ってみてください。
空気も澄んでいて気持ちよかったです。疲れた時にお勧めです!
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