※神主さんから掲載許可をいただいております。
熊本県熊本市南区城南町に鎮座する宮地神社 (七所宮)へ参拝しました。
当日は、神主様にお会いすることができ様々なお話ができました。
七所宮は、近所である土地をお守りする氏神様が祀られており、生活関連にご縁がある利益が多いとのことです。
閑静な住宅街にあり、熊本地震を機に修繕して綺麗にした赤の楼門・御神木の大きな銀杏・入口の提灯・紅葉の新緑が美しい神社として知られます。
駐車場は増設して全部で80台ぐらい駐車できるため、家族連れで観光する際にも良い場所です。
七所宮の概要
名称: | 宮地神社(七所宮) |
---|---|
読み方 | しちしょうぐう |
住所 | 〒861-4202 熊本県熊本市南区城南町宮地935 |
創業 | 770年 |
電話番号 | 0964-28-2871 |
参拝可能時間 | 24時間 |
社務所受付時間 | 9:00~15:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | 無料:約80台 |
例祭日 | 10月15日 |
公式サイト | – |
公式instagram | https://www.instagram.com/shichishogu/ |
七所宮の御祭神
神名 | 由来 | ご利益 |
一宮 – 健磐龍命 (たけいわたつのみこと) | 阿蘇神社の主祭神。神武天皇の御孫 | 五穀豊穣、家内安全、厄除け |
二宮 – 八幡宮 (はちまんぐう) | 応神天皇 | 勝負運、厄除け、開運 |
三宮 – 八井耳玉命 (やいみみたまのみこと) | 甲佐大神 | 五穀豊穣、商売繁盛、厄除け |
四宮 – 速瓶玉神 (はやひにたまのかみ) | 国造大神 | 五穀豊穣、家内安全、厄除け |
五宮 – 金凝神 (かねこりのかみ) | 綏靖天皇 | 五穀豊穣、家内安全、厄除け |
六宮 – 新彦神 (にいひこのかみ) | 田鶴原大明神 | 縁結び、恋愛成就 |
七宮 – 雨宮大神 (あめのみやのおおかみ) | 四宮・速瓶玉神の妃 | 雨乞い、五穀豊穣 |
七所宮の御利益
地域の生活に根付いた神様ということで、発展を願ったご利益が多くあります。
ご利益 | 縁結び・恋愛成就、金運、安産祈願・子宝、健康長寿、交通安全、勝負運 合格祈願、商売繁盛、病気平癒、厄除け・厄払い、家内安全、五穀豊穣 |
数多くのご縁がありますが、地域の方が安心して生活する旨で見守っているのかもしれません。
七所宮のアクセス
・熊本駅から車で約28分
・城南スマートICから車で約8分
七所宮前に駐車場があります。
鳥居になります。
右手側に楠があり、奥に楼門が見えます。
楼門です。
熊本地震をきっかけに、改修して復帰した模様です。
右手側に楠木があります。
楼門の右手側にある楠木です。
樹高30メートル
根回り65メートル
目通り(立木における人の目の高さに相当する位置の幹の寸法)37メートル
と樹木の巨大さが伝わります。
楼門の壁沿いには、提灯があります。
「子供達が作ったものであり、夜は光り輝きます。他にもライトアップされますよ」
と宮司さんがお話ししてくれました。
楼門前には、昇殿祈祷の予約受付中の案内がありました。
- 家内安全
- 必勝祈願
- 成人式
- 社業繁栄
- 厄年祓い
- 心願成就
- 学業成就
- 還暦
- 古希
- 基寿
- 米寿
- その他
など多々祈願をしております。
七所宮の境内
早速楼門を潜って境内をみましょう!
楼門をすぎると、狛犬が迎えてくれます。
雨に打たれて艶が出ている感じがします。
右側の狛犬も苔があることから、歴史を感じさせます。
楼門を潜って本堂までの境内です。
1直線で本堂が見えるところがわかりやすくシンプルで素敵です。
町指定天然記念物の七所宮のクスがあります。
写真は左手の楠ですが、右手にもあり、中央の道を挟む形になります。
宮地神社(七所宮)の由来です。
案内板で、テキストが金、背景は黒色ということが目立っており雰囲気を感じさせます。
打手舎
打水舎になります。
シンプルで着飾らない感じです。
早朝に伺ったため、まだ水が流れておりませんでしたが
おそらく蛇口になるのでしょうか。
緑の小枝が飾られているので、清い雰囲気があります。
手水舎の奥に井戸がありました。
更地にしていないといったことから、今も使われているのかもしれません。
お守り・御朱印授与所
おみくじ・願い人形です。
【奉納相撲】かつて正代関(正代直也)もここで相撲取ったかも?『七所宮大祭(創建1250年記念)』で鶴城中学校・熊本農業高校相撲部の皆さんが奉納相撲【熊本市南区城南町】
こちらがお守り授与所です。
本堂向きに御守・神札授与所もあります。
御用の方は南側の井崎様まで連絡することができます。
チャイムもあるので、不在時は問い合わせてみると良いです。
七所宮はセルフ御朱印があります。
神職・ご家族の方がいない場合は、書き留めでよければ納めてくださいといったものです。
御朱印料はお気持ちを賽銭箱に入れる形となります。
セルフ御朱印は2つあります。
透明なカバーに入っているので、左開けで取り出す形です。
こちらは可愛らしい雛祭仕様の御朱印です。
1つずつロゴを押した可愛らしい御朱印は子供や女性が好きそうです。
こちらは辰が上部にある御朱印です。
『必勝』とのことで、3月の時期だと合格祈願で喜ばれそうです。
お守りは様々なものがあります。
ぜひ祈願したい内容に沿ってお守りを選ぶと良いですね。
神矢や御弊お守りもあります。
七所宮の本堂へ
それでは早速本堂へ行きましょう。
地域の氏神といったこともあり、
病気予防の札もあります。
本堂の右側には水壺と狛犬が見守っています。
除災招福の神様の水壺です。
・瀬織津姫の神
・早開津姫の神
・伊吹戸主の神
が祀られております。
人形にあなたの息を吹きかけ、願いを心で思いながら壺に入れて、2礼2拍手1礼をしてお参りをします。
それでは、本堂内にお邪魔します。
この日は、
「赤ちゃんが生まれたため祈願にくるお客様がいる」
とのことで、室内は綺麗に祈願の準備がされておりました。
色とりどりのお面が気になります。
またお祭りなどで使われる大きな太鼓も特徴ですね
本堂から境内はこのように見えます。
真っ直ぐに道が伸びるのが良いですね。
本堂の奥になります。
まさに神様のお供物をして祈願する神聖な空間ですね。
本堂の屋根裏です。
様々なロゴが書いてあります。
実は粟島神社へ三杯御から、本堂にいったら屋根裏を見るようにしています。
本堂の右側にある末社です。
目の前は昔の相撲場があります。
子供達の成長を見守っていたかもしれません。
合歓の木になります。
山にある植木屋さんから引っ越してきたらしいです。
まだ木の年齢からして子供なのか、「可愛い花を咲かせるから切らないでくださいね!」とのことで、花が実るのが楽しみですね。
復興・石仏収蔵庫
復興・石仏収蔵庫です。
この中に神輿などが納められています。
石像が収蔵庫にあります。
七所宮の石造宝塔の案内板です。
境内をぐるっと回りました。
本堂の背後も散策できますが、後ろからみると本堂の大きさに圧巻されます。
右側の奥方面におそらく焼却炉があります。
そこには様々なグッズが置いてありました。
この箇所にも何か意味があるのかもしれませんね。
七所宮の御朱印
神主様とお話ができたためお聞きしました。
「こちらの御朱印は基本的に書き置きになりますか?」
すると
「女性の方がいらっしゃるので、お話しいただければ直接お書きできます」
といただきました。
その後に女性の方がお見えになられたため、セルフ御朱印を元に戻して、御朱印帳をお渡し依頼しました。
セルフ御朱印でなく直筆をいただく場合は、遠慮せずに問い合わせてみてください。
七所宮のパンフレットも頂戴しました。
歴史などに記載があります。
まとめ
雨が降る早朝に宮司さんとお会いできて、様々なことでお話しできました。
・近年の御朱印ブームで、7:3で女性が多いこと
・京都などの御朱印は高いものもありびっくりしている
・氏神の神様であり、地域を見守っていること
・毎年お祭りやイベントで盛り上がること
その他、地域のお話など興味深い話を聞かせていただきました。
その中でも、まず気になっていた鳥居の穴について聞いてみました。
「まず鳥居を見て、根元に穴が空いていることが気になったのですが、どういった意味があるのですか?」
すると、
「私も水で穴が空いたと思うが、明確なことはわからないです。」
「だが人によって安産祈願で穴を作った諸説もあります。」
とのこと。
参拝に来られる方でマニアな方ともお会いするみたいですが、その方々はいろんなことを知っており驚かされるとのことです。
私自身もこういったパワースポットについてご紹介しているため、少しずつでも知識をつけようと思います。
出会いに感謝です。
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