熊本県上益城郡嘉島町にある『夫婦神の浮島神社』へ参拝に行きました。
綺麗な池水の中に佇む浮島神社は神聖な雰囲気を醸し出します。
また池の周りは春夏秋冬を感じさせる風景や生き物が変わっており、尋ねるたびに風情を感じさせます。
また戌の日になると、大きな「いぬはりこ守」が外に出てくるため、小さな子供が喜びそうな神社です。
・平成の名水百選に選ばれた浮島池
・夏には涼しい風が吹き渡り、秋には水鳥が訪れ、水辺の風景が楽しめる
・戌の日に犬張子人形が本堂前に出現
Contents
夫婦神の浮島神社の概要
名称: | 夫婦神の浮島神社 |
---|---|
読み方 | ふうふしんのうきしまじんじゃ |
住所 | 〒861-3103 熊本県上益城郡嘉島町井寺2828 |
創業 | 1001年 |
電話番号 | 096-237-1437 |
参拝可能時間 | – |
社務所受付時間 | 9:00~16:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | あり:湧水公園北側に100台、東側に20台程度 |
例祭日 | 9月15日 |
公式サイト | https://ukishimajinja.com/ |
公式instagram |
夫婦神の浮島神社のアクセス方法・行き方
・熊本駅から車で約33分
・益城熊本空港ICから車で13分
公園側駐車場
国道445号線/県道104号線を左折し、浮島橋を進みます。
橋を過ぎると、右手側に浮島周辺水辺公園の駐車場が見えてきます。
こちら駐車場に駐車しても夫婦神の浮島神社へアクセス可能です。
その際は、綺麗な水池を眺めながら散策で神社にお参りできます。
神社側駐車場
浮島周辺水辺公園の駐車場を直進すると、右折へ曲がる看板が見えます。
右折すると、駐車場が見えてきます。
案内板があり、「参拝の方は神社正面へお廻りください」とあるため、直進します。
すると神社正面に、5台ほど駐車できる箇所が左手に見えます。
夫婦神の浮島神社の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
長保3年(1001年)、井王家の三郎直久は、湿地帯での農作物の収穫が思うようにいかないため、屋敷神である熊野坐神社に祈り続けていました。
ある夜、神のお告げで屋敷の北側を掘ると、水が集まり大きな池ができ、農作物の収穫が増え、人々は喜びました。
その後、池に黄金色に輝く大きな石が現れ「兜石」と名付けられました。
井王家は「兜石」をご神体として神社を建て、三郎直久自身が神主となり、以来千年にわたり井王家が神職を継承しています。
現在の宮司は41代目です。
御祭神
イザナギ(伊邪那岐) | 日本神話における創造神で、天地開闢においてイザナミと共に国土を作り出した神。黄泉の国から帰還した際に身を清めるため禊を行い、そこで多くの神々を生み出す。 |
イザナミ(伊邪那美) | イザナギと共に日本の国土や神々を生み出した創造の女神です。火の神・カグツチを産んだ際に大火傷を負い、そのために命を落とし、黄泉の国へと旅立ちました。 |
御利益
ご利益 | 安産・縁結び・開運・厄除け・水神祭り・地鎮祭 |
夫婦神の浮島神社の御朱印
社務所
本堂の右側に社務所があります。
社務所前には、絵馬やお守りなど設置されているため、わかりやすいです。
御朱印
御朱印は社務所より直筆書きでいただけます。
優しい神主様より、御朱印をいただくことができました。
また熊本県で初めて「いぬはりこ」を見たため、色々質問させていただきました。
朗らかな笑顔でご対応いただけるので、こちらも心がほっこりします。
お守り
社務所の前にお守りがあります。
「折敷にお守をのせて、窓口までお持ちください」
と丁寧なご案内と対応が伺えます。
安産に縁がある神社ということもあり、安産のお守りが数多くあります。
参拝にきた方も、お守りを見て購入される方が多々おりました。
夫婦の浮島神社の境内の様子
浮島周辺水辺公園
平成の名水百選に選ばれた浮島池を中心に整備された公園です。
この池の水は湧き水で、1日に約15万トンも湧き出ています。
コイやフナ、ウナギ、ハエなど、さまざまな魚が生息しており、釣りを楽しむ人々にも人気のスポットです。
鳥居
凛々しい御朱印の奥に鳥居があります。
参道の先には本堂が見えるため、神々しい印象を受けます。
水郷浮島さん
この地域は「浮島さん」として親しまれており、水郷・嘉島町のシンボルになっています。
池の面積は約3ヘクタール、1日あたり約13万トンの湧水量があり、年間を通して水温は約18度で安定しています。
魚類も豊富で、2008年には「平成の名水百選」にも選ばれました。
夏には涼しい風が吹き渡り、秋には水鳥が訪れ、水辺の風景が楽しめます。
周辺では四季折々の花や水中植物を観察でき、訪れる人々に自然の美しさを提供する場所です。
打手水
表参道から入り、右手側に打手水が見えます。
湧水溢れる観光スポットでもあるためか、打手水の水も透き通っております。
歯固め石
歯固めの儀式は、赤ちゃんに丈夫な歯が生えることを願って行われます。
昔の人々は、丈夫な歯が長寿と結びつくと考えており、そのため、石のように硬く丈夫な歯が生え、長生きできるようにとの願いを込めて、石が使われるようになりました。
北岡神社にも歯固め石があります。
狛犬
夫婦神の浮島神社には4頭の狛犬がいます。
鳥居前にいる狛犬は、真っ白く綺麗に見えます。
一方で境内にいる狛犬は昔から立っているような歴史さが見えます。
いぬはりこ守
「犬張子(いぬはりこ)」と呼ばれるその人形は、お宮参りの際に厄除けや健康のお守りに使われてきた伝統工芸品です。
1月1日から十二支が割り振られるため、12日に1度は戌の日が訪れます。
毎月訪れる戌の日に大きな「いぬはりこ守」が外に出てくるとのこと。
ただし、大雨や強風の時は出せないとのことなため、ぜひ天気が良い日に伺うと良いでしょう。
見た目が可愛いため、購入させていただきました。
本堂
本堂はシンプルな木造造りになります。
本堂の扉が少し空いており、祈願する際は神聖な場で行われます。
厳島神社
対岸から眺めると浮島のように見え、厳島神社を思わせる。
厳島神社が末社として祀られています。
この神社は、厳島神社として知られる広島の有名な神社と同じ名前を持ち、水の神様や航海の安全を祈願する神社です。
ここでは、地域の人々が水辺の守り神として崇敬しており、湧水池の美しい自然とともに訪れる人々に神聖な雰囲気を提供しています。
朝霧立ち上る早朝
冬の早朝に見られる幻想的な景色です。
暖かい水面上に冷たい空気が流れ込むと、水面から蒸発した水蒸気が立ち上り、蒸気霧が発生します。
この霧が池を覆い、神社が浮かび上がる光景は、まるで絵画のような美しさです。
霧が立ち込めた神秘的な朝の風景を写真に収めようと、多くのカメラマンが集まります。
夫婦の浮島神社のギャラリー
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