熊本県八代市妙見町にある八代神社は、八代市で最大級の神社になります。
別名で妙見宮と呼ばれますが福島県の相馬妙見、大阪府の能勢妙見と並んで、日本三大妙見の一つと言われます。
妙見とは、妙見菩薩のことで、北極星または北斗七星を神格化した仏教の1つ。
また熊本県では珍しい「亀蛇碑」も鎮座しております。
参拝はもちろんのこと、八代の歴史やお祭りに関しても触れることができます。
・八代を代表する氏神神社
・想像上の動物「亀蛇碑」が特徴的
・のど飴にもなる果林の木が祀られている
Contents
八代神社の概要
名称: | 八代神社(妙見宮) |
---|---|
読み方 | やつしろじんじゃ |
住所 | 〒866-0802 熊本県八代市妙見町405 |
創業 | 758年 |
電話番号 | 0965-32-5350 |
参拝可能時間 | 8:30~17:00 |
社務所受付時間 | 8:30~17:00 |
御朱印有無 | 有 |
駐車場 | 50台(境内含む) |
例祭日 | 妙見祭(11月23日) 御田植神事(1月3日) 氷室祭(5月31日~6月1日) 十七夜祭(7月17日) |
公式サイト | – |
公式instagram | – |
八代神社のアクセス方法・行き方
九州自動車道八代ICから車で5分
八代駅からバス10分で宮地下車すぐ
駐車場
八代神社前に駐車場が有ります。
また境内はかなり広く50台ほど停めることが可能です。
八代神社の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
八代神社は、八代で最も大きな神社として、長い間人々の信仰を集めてきました。
その歴史は古く、約1300年以上前の飛鳥時代(680年)に竹原の津に創建されたことから始まります。
八代神社には北極星と北斗七星を神格化した「天御中主神」「国常立尊」が祀られています。
また妙見神が、亀と蛇が合体したとされる想像上の動物「亀蛇(きだ)」の背に乗り、海を渡ってきたという伝承が残っています。
そのため、交易が盛んな港町として繁栄した八代の歴史が垣間見えます。
明治以降、この神社は妙見宮から八代神社に改称されましたが、地元では今でも「妙見さん」と親しみを込めて呼ばれています。
御祭神
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) | 古事記の冒頭で天地開闢の時に最初に現れた神です。開運招福・願望成就・安産・健康長寿・魔除け・縁結び・勝負運・交通安全など多々あります。 |
國常立尊(くにのとこたち) | 「日本書紀」で天地開闢の時にあらゆる神に先立って現れた第一神。国土平穏、厄除け、商売繫盛などが御利益となります。 |
御利益
ご利益 | 天下泰平、五穀豊穣 商売繁盛、厄除け |
八代神社の御朱印
社務所にて御朱印をいただけます。
御朱印手帳
御朱印帳はしっかりした手帳になります。
淡い黄色と丸文字フォントが可愛らしいです。
お守り
お守りの数々です。
御祈願受付も社務所で行うことができ、車・厄・赤ちゃん・還暦・安産・その他などメニューが豊富です。
また果林のスプレーなどもあり、香りでリラックスしたい場合は購入を考えても良いでしょう。
八代神社の境内
鳥居
道沿いに立派な白色の鳥居があります。
鳥居の両脇が駐車場です。
また鳥居手前の左側に打手水もあります。
本堂まで直進で行ける外観が素敵です。
楠木
鳥居の右側に楠木があります。
八代市指定の天然記念物『妙見宮の楠』として昭和38年4月20日に登録されました。
打手水
打手水になります。
手を清めた後に境内に入ることになります。
さざれ石
日本の国歌斉唱にあるさざれ石です。
国歌でいう「巌(いわお)」となった状態のさざれ石ということで、小石の隙間を炭酸カルシウムや水酸化鉄が埋めることによって1つの大きな塊を形成した石になります。
また西岡神社にも、さざれ石があります。
亀蛇碑
古来中国では亀蛇(ガメ)のことを龍の6番目の子どもでピーシーと言う。
背中に大山を乗せてもビクともしない。
所謂どんな重い任務を背負ってもそれを着実に遂行することができる力を持っている、
と同時に頭を撫でれば幸福になりお尻を撫でれば病気しない。
と伝えられている。
八代神社
狛犬
楼門の前に2匹の白い狛犬がいます。
鳥居も白かったことがあるおかげか、厳かな雰囲気を醸し出しています。
果林(かりん)
参道の右手にかりんの木もあります。
中国地方からこの国に渡来しました。
春の終わりにピンク色の花が咲き、秋の終わりに黄色の果実がなります。
果実は固くて食べられないため、焼酎や蜂蜜などに漬け込んで、のど薬として用いられます。
本堂
本堂は綺麗な朱色に塗られています。
多くの方が祈願しに来ており、手を添えておりました。
八代を代表する「八代神社」でお祈りしたら、祝福がありそうですね。
八代妙見祭展示館
八代神社の境内には、展示場があります。
亀蛇や獅子、木馬や天狗の仮面などが飾られております。
お祭りで使われる道具や意味など読み解くと、大変興味深いです。
末社:大宮社
境内には、真っ白に綺麗な灯篭と「大宮社」が鎮座しております。
末社:稲荷大明神
「正一位」とは、ざっくり言えば神様の位、身分を表すものです。
元々は朝廷から諸臣に授けられた位階で、朝廷の官人の地位を表す等級として使われました。
つまり、稲荷の神様に対する深い信仰とも取れます。
ちなみに稲荷様の語源は「稲が生る=いなり」であり、五穀豊穣や豊作祈願に加えて、縁結びや商売繁盛に御利益があります。
稲荷大明神は、熊本城前稲荷神社にもありました。
八代神社を参拝して
日本三大妙見と云われる八代神社(妙見宮)は、境内広く立派な神社でした。
初めてご参拝に来た際は夕方でした。
静かな雰囲気の中で宮司さんが、境内を箒で綺麗に掃除されていました。
御朱印を書いていただいている間も待っておりましたが、静かな風が吹いており、落ち着いた気持ちになれます。
八代神社は、八代花火大会の駐車場にもなるみたいです。
県外の方は夏の花火大会ついでに参拝されると良いでしょう。
※PR広告を含んでいます。
県南エリアの周辺情報
県南エリアの神社一覧はこちらから
県南エリアの飲食一覧はこちらから