熊本県八代市にある八代宮へ参拝に行きました。
年末に伺ったため、年始の初詣に向けて屋台の出店準備中でした。
続100名城である八代城跡は元和5年(1619)の地震により、麦島城が崩壊。
そのため熊本城主加藤忠広が幕府の許可を得て、同6~8年にかけて球磨川河口北側の松江村に築城した平城です。
落雷による焼失や明治維新後の取り壊しがあるも、本丸の石垣と内堀が残り、本丸跡に懐良親王をまつる八代宮が鎮座しています。
・城跡の外壁から八代市を展望
・外壁の周りに池が囲んでおり、散策が気持ち良い
・目の前にスターバックスがあり、発展する地域として注目
八代宮の概要
名称: | 八代宮 |
---|---|
読み方 | やつしろぐう |
住所 | 〒866-0862 熊本県八代市松江城町7-34 |
創業 | 1880年 |
電話番号 | 0965-35-2448 |
参拝可能時間 | 24時間 |
社務所受付時間 | 8:30~16:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | 無料:約10台 |
例祭日 | 8月3日 |
公式サイト | – |
公式instagram | – |
八代宮のアクセス
八代宮は、八代市役所の目の前で、数分歩けば八代の商店街を楽しむことができます。
車で参拝する方も駐車場が用意しており、近くにスターバックスなどもできた為、若いカップルでも楽しめるスポットとなります。
車の場合
・八代駅より約10分
・熊本駅より約1時間10分
公共交通機関の場合
・八代駅よりバスで約15分
・熊本駅より電車で約1時間20分
八代宮の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
八代宮は、後醍醐天皇の皇子である懐良親王を主祭神としています。
懐良親王は征西将軍として足利軍と戦い、その後も後を継いで南朝のために尽力しました。
明治維新後、日本各地で南朝の功労者を祀る神社を建てようという運動が起こりました。
八代の住民もこれに賛同し、懐良親王の墓所がある地に神社を建てることを明治政府に願い出ました。
その結果、明治13年(1880年)に太政大臣から許可が下り、八代宮が創建されました。
八代宮は地元の人々から「将軍さん」と呼ばれ、親しまれています。
御祭神
懐良親王 | 今から約700年前、鎌倉時代から南北朝時代にかけて活躍した皇族。父親は『後醍醐天皇』 懐良親王は、南朝のチームリーダーとして、北朝と戦っていた。元々後醍醐天皇が作った南朝は、武士の力が強くなりすぎた世の中を変えようと動いていた。 |
御利益
ご利益 | 家内安全・勝負事 |
八代宮の入口
八代城後公園の駐車場で無料開放されており、10台ほど駐車できます。
ですが左側は市役所の公用車専用となるため、駐車時は注意してください。
午前6時~午前8時30分は閉鎖しています。
駐車場から入り口です。
橋から石垣の間を進んで本堂へ向かいます。
石垣は地元で採れた石灰石を、削り積みされた石垣になります。
八代市の龍神社も石灰石の石があったため、この地域では有名な石工がいらっしゃったのかもしれませんね。
左側に八代市役所があります。
ちなみに駐車場から入口に、くまもんが確認できます。
汚れていないところから、市役所か市民の方が拭いているのかもしれません。
境内は自然豊かな雰囲気を感じます。
観光客というより地元の方が多く散策を楽しんでいる印象です。
ちなみに八代城後の正面入り口には案内所があります。
先ほどの駐車場から、やや回りこむ必要があります。
鳥居越しの正面入り口です。
年末に訪れたので、謹賀新年と帯が掲げられています。
鳥居をくぐった際の正面入り口です。
近づくほど、神々しさを感じます。
八代宮の内観
境内を歩くと右手に手水舎が見えてきます。
竹は人工的ですが、お酌や石などがとても綺麗でした。
身も心もお清めされる印象です。
由緒も入り口前にあります。
本殿は、謹賀新年と初詣のお客さんを迎え入れる状態でした。
人が少ない時に撮影できたのは、ある意味稀かもしれません。
御朱印を依頼した時に撮影しました。
受付の角度からみると、境内の広さが伝わると思います。
お守りはこのような感じです。
初詣時は、お巫女さんが受付されます。
御奉納は500円で、御朱印をいただきました。
御朱印帳を持ち込めば、手書きで書いていただけます。
御朱印帳がない場合は、紙で発行できます。
八代宮の外堀
石垣の積み重なる外堀へ登ることができます。
所々に八倉の跡地を確認できます。
熊本県道250号線八代港大手町線が見渡せます。
スターバックスが見渡せており、繁盛している様子が伺えます。
石垣をゆっくり散策できる箇所がおすすめです。
湖で優雅に泳ぐ鯉をみながら、青空の下で八代に町を見渡せることは気持ちよかったです。
まとめ
天守台の天辺まで登って町を一望できるような城跡は、最近ではなかなかありません。
石垣の上に登って城跡の周りを一周できるのは、本当に貴重な経験ではないでしょうか。
八代宮を隅から隅まで散策すると、1時間ほど時間がかかると思います。
時間に余裕がある方は、ゆっくりとした時間を楽しんでみてください。
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