
熊本市北区・立田山のふもとに鎮座する「代継宮(よつぎのみや)」。
美しい庭園と、縁結び・悪縁切りで知られる“天ノ浮橋”が特徴の神社です。
創建は平安時代に遡り、熊本でも屈指の歴史を持つ古宮として知られています。
今回は、代継宮の歴史・御利益・アクセス・御朱印・境内の様子まで、参拝の前に知っておきたいポイントをまとめました。
・歴史は平安時代(961年)創祀の超・古宮
・“天ノ浮橋”は縁結び/悪縁切りの両方にご利益がある
・子授け・安産・家系の継承祈願にも強い神社
Contents
代継宮の概要
| 名称: | 代継宮 |
|---|---|
| 読み方 | よつぎのみや |
| 住所 | 〒861-8006 熊本県熊本市北区龍田3丁目25-1 |
| 創業 | 961年 |
| 電話番号 | 096-339-5466 |
| 参拝可能時間 | 9:00〜17:00 |
| 社務所受付時間 | 9:00〜17:00 |
| 御朱印有無 | あり |
| 駐車場 | 約50台 |
| 例祭日 | 春(祈年祭)、秋(新嘗祭)、曲水の宴など季節行事あり |
| 公式サイト | https://www.yotsugiguu.jp/ |
| 公式instagram | https://www.instagram.com/yotsugiguu/ |
代継宮のアクセス方法・行き方
・熊本駅から車で約30分
・竜田口駅から徒歩で40分
経路
代継宮へ向かう住宅街の細い道。
周囲は静かな落ち着いた雰囲気で、地元の生活感が残るエリアを抜けていきます。
坂道の先に社殿の屋根が見えはじめ、神社へ向かう“参道に入っていく感”が徐々に高まってきます。

代継宮の入口となる上り坂。鳥居と社殿が視界に入り、ここから境内へと続く参道がはじまります。
勾配はやや急ですが、のぼり旗や御神燈が並び、参拝前の気持ちが自然と引き締まる雰囲気です。
駐車場
代継宮の境内横に広がる大きな駐車場。
ゆったりとしたスペースが確保されており、週末でも比較的停めやすい印象です。
鳥居や社殿がすぐ近くに見えるため、車を降りてすぐ参拝へ向かうことができます。
七五三や初詣の時期は混雑するため、早めの到着がおすすめです。

駐車場の奥に広がる開けた広場も駐車場です。
立田山の自然に囲まれた静かな場所で、季節によっては木々の色づきが楽しめます。
代継宮の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
代継宮の創建は応和元年(961年)。
肥後国司・紀師信(きの もろのぶ)公が、守護神として熊本城下の茶臼山南麓に創祀した「四木宮(しきのみや)」が始まりです。
その後、
・慶長7年(1602年):熊本城築城のため遷座
・寛永年間(1630年頃):細川家が「代継宮」と改称
・平成元年:白川の流路変更に伴い、現在地(龍田)へ遷座
時代の変化と城下町の形成とともに移転を重ねた、熊本でも珍しい「歴史が動くごとに場所を変えた神社」です。
御祭神
| 住吉大神 | 住吉大神は、海や水をつかさどる清らかな神様として広く知られる。航海安全のご利益が有名だが、海の浄化力に由来して「禊(みそぎ)」や「悪いものを祓う力」にも優れ、日常生活の平安・安産・子孫繁栄など、家庭全体を守ってくれる存在。 |
| 応神天皇 | 八幡神として全国で広く信仰される“武の神様”でありながら、同時に「成長」「成功」「家系の繁栄」を象徴する神様でもある。弓矢の神として武勇に優れ、努力が実を結ぶよう導く力があると信じられてきた。 |
| 神功皇后 | 応神天皇の母として有名で、古代から“最強の母”と称されるほど強く頼れる存在。安産祈願や子育て成就、家内安全の守り神として広く信仰されており、代継宮でも家族の幸せを願うご祈願に訪れる人が多くいる。 |
| 紀貫之朝臣 | 平安時代の代表的な歌人で、『古今和歌集』の撰者として知られる文化の神様。彼が合祀されている神社は全国でも多くなく、言葉の才能、文章力、表現力、芸術の上達を願う人にとって心強い存在で、書道・短歌・創作活動を行う人が静かに祈りを捧げる姿も見られる。 |
| 細川藤孝朝臣 | 戦国武将でありながら、和歌や礼法に精通した文化人としても名高い細川藤孝(幽斎)。熊本とも縁の深い細川家の祖ともいえる人物で、学問・芸術・文化継承の象徴として代継宮に祀られる。家の繁栄、後継者運、学業成就などにご利益があるとされ、代々続く願いや家族の未来を祈る参拝者に寄り添う存在である。 |
御利益
| ご利益 | 縁結び・悪縁切り・子授け・安産・家系繁栄・厄祓い・交通安全 |
代継宮の御朱印
社務所
こちらが代継宮の社務所。
お守りや御札、御朱印など各種授与品はこちらで受けられます。
窓口が広く、参拝者がゆっくりと選べるような落ち着いた雰囲気が漂っています。

社務所の授与所を近くから撮影した一枚。
カラフルなお守りや絵馬が並び、種類も豊富。
木札「代継宮社務所」の看板が掲げられており、歴史ある神社らしいぬくもりを感じます。御朱印やお守りをいただく際はここで受け付けています。
御朱印
社務所前に並ぶ代継宮の御朱印。
初穂料は500円で、月日欄は自分で記入するスタイル。

季節の花や鳥居がデザインされた、かわいらしいイラスト入りの御朱印が特徴です。
参拝の記念として手に取りやすい雰囲気です。

ガラス越しに並べられた御朱印帳は、梅の花や和柄が美しく、どれも華やかなデザイン。
初穂料は御朱印込みで2,500円。
参拝の思い出を長く大切に残せる、しっかり作られた御朱印帳です。
代継宮の境内の様子
本堂正面

代継宮の象徴ともいえる白い大鳥居。
青空に映える立派な佇まいで、境内の入口に立つだけで凛とした雰囲気を感じさせます。

境内に設置されている「写真撮影禁止」の案内板。
七五三や初宮詣など、祈願祭や奉告祭が行われる神聖な場であるため、ほかの参拝者への配慮として撮影制限が設けられています。
参拝の際は、このルールを守りながら落ち着いてお参りしましょう。
巫女さんに確認したところ、あくまで753の時に参拝されずに記念撮影される方がNGであって、純粋に神社へ参拝に来た方の撮影は歓迎とのことで承諾の確認をいたしました。
狛犬
境内の入り口付近を守護する狛犬の一体。
長い年月を経て苔むした表情が印象的で、代継宮の歴史の深さを感じさせます。
凛とした姿勢で参拝者を見守り続ける狛犬は、魔除けと安心の象徴。

手水舎のそばに佇むもう一体の狛犬。
こちらも風雨にさらされ、石肌に歴史が刻まれています。
堂々とした佇まいの中に優しさも感じられる表情で、参拝者にとってはどこか親しみやすい存在。
本堂

代継宮の拝殿は落ち着いた木造建築に大きな紫幕が掛けられ、厳かな雰囲気が漂っています。
中央には大きな鈴が下げられ、参拝者が多いことも伺えました。
七五三の時期ということもあり、華やかな飾りも見られます。

代継宮の境内では、七五三の時期になると華やかな飾り付けが並び、家族連れで賑わいます。
この写真は拝殿前の七五三フォトスポットで、赤い和傘とベンチが設置され、思い出の一枚を撮るのにぴったり。
アンパンマンの人形も置かれており、小さな子どもたちが喜ぶ温かい雰囲気が漂っています。
家族でゆっくり参拝しながら写真撮影を楽しめる、代継宮ならではの光景です。
ご祈祷案内

境内に掲示されている「ご祈祷案内」の看板。
初宮詣・七五三・安産祈願をはじめ、厄除け、家内安全、商売繁盛など、多彩な御祈願が受けられることがわかります。
祈祷受付は9時〜16時までで、季節行事や人生の節目で参拝する方にとって安心の案内板です。
境内案内図

境内の回遊ルートが一目でわかる案内板。
拝殿や社務所に加え、「天ノ浮橋」「宮地嶽神社」「古川神社」など、境内に点在する小社の位置も示されています。
初めての参拝でも迷わず周れるため、参拝前にチェックしておきたい看板です。
絵馬

絵馬掛けには、合格祈願・健康祈願・家族の幸せなど、さまざまな願いが書かれた絵馬がずらり。
代継宮ではオリジナルの絵馬も頒布されており、かわいいデザインのものも人気です。
願い事を書き終えたら、木枠にしっかり結びつけて奉納します。
打手水
参道を進んだ先にある手水舎。
木造の屋根が設けられ、落ち着いた雰囲気の中で心身を清めることができます。

手水舎の龍の吐水口がアップで写しました。
勢いよく流れる水に触れることで、参拝前の心を整えることができます。
龍の彫刻が力強く、代継宮の歴史と格式を感じさせる印象的なポイントです。
力石

打手水の背後には昔の力比べに使われた「力石(ちからいし)」も残されています。
かつて若者たちが腕試しをした大きな石で、現在は文化的な遺物として大切に保存されています。
往時の賑わいをちょっと想像したくなる、歴史を感じる一角です。
火の神様

打手水の近くには「火の神様」が祀られています。
しめ縄がかけられた大きな岩の前には賽銭箱が置かれ、厳かな雰囲気。
災難除けや火の安全を祈る場所として、多くの参拝者が足を止めるスポットです。
天ノ浮橋
境内の奥に進むと現れるのが、代継宮の名所「天ノ浮橋」。
古事記に登場する、イザナギとイザナミが国生みの際に立ったと伝わる神聖な橋を象っています。
縁結びや良縁を願って渡る方も多く、朱色の橋が自然の緑に美しく映える人気スポットです。
天ノ浮橋の案内板には、橋に込められた意味や歩き方が丁寧に記されています。
縁結び、良縁成就、永遠の愛を願う方の参拝も多く、静かな境内の中でゆっくりと心を整えながら散策できます。

赤い橋と四季折々の自然が調和する、代継宮でも特に写真映えするエリア。
小川が流れる曲水の庭と、秋には美しいもみじのコントラストが、訪れる人の心を癒してくれます。

色づいた紅葉が橋を包み込むように広がる、秋の天ノ浮橋。
光が差し込む時間帯は、朱色の橋がさらに輝き、まるで絵画のような景観になります。
「出会い橋」と名付けられた天ノ浮橋は、恋愛成就・良縁祈願の象徴として親しまれています。
橋をゆっくり渡ることで“新たな出会いを呼び込む”とされ、参拝者が静かに願いを込めながら歩む姿が見られます。
稲荷神社

境内の奥には、赤い鳥居が目を引く稲荷神社が祀られています。
五穀豊穣・商売繁盛の神さまとして古くから信仰され、地元の方々もよく手を合わせに訪れる小祠です。
猿田彦神

こちらは猿田彦神(さるたひこのかみ)を祀る石碑です。
道を開き、正しい方向へ導いてくれる“みちびきの神さま”として知られ、転機のときや人生の選択に迷ったときに参拝される方が多いといわれています。
宮地獄神社

小さな祠に祀られているのは、宮地獄(みやじごく)神社。
地鎮・家内安全・開運の神さまとして信仰されており、地域の暮らしをずっと見守ってきた素朴な社です。
代継稲荷神社

こちらは代継宮の境内に鎮座する「代継稲荷神社」。
真っ赤な社殿は遠くからでも目に入り、思わず足を運びたくなる佇まいです。
五穀豊穣や商売繁盛のご利益で知られ、芸能上達など幅広い願いを受け止めてくれるお稲荷さんとして親しまれています。
古川神社

境内の奥には「古川神社」が鎮座し、“子供の神様”として親しまれています。
子どもの健やかな成長や無病息災を願って、多くの家族連れが参拝に訪れる場所。
石灯籠の前には小さなお賽銭箱が置かれ、地域に大切に守られてきた素朴な神域です。
曲水の水神様

駐車場の奥、正面鳥居の手前にひっそりと祀られている「曲水の水神様」。
古い石造りの社にしめ縄がかけられ、水の恵みと安全を祈る場所として大切にされています。
古札納所

曲水の水神様近くには、1年間お世話になったお札・破魔矢・縁起物を納める「古札納所」があります。
代継宮ではしめ縄が飾られた木造の納所が整備されており、安心して納めることができます。
隣には“お焚き上げのお願い”の案内板もあり、正しい納め方が丁寧に説明されています。































