熊本県人吉市下原田町にある石水寺へ参拝に行きました。
眼鏡橋や山門、風鈴など子供達が喜びそうな見所でお出迎えしてくれます。
そして殉職とお話ができる機会があれば、石水寺のことを色々教えていただけます。
昔から受け継がれている物の歴史や当時に思いを馳せる良い機会になります。
また人吉花火大会で夏目友人帳とモデルとなった有名な場所とのことで、全国のアニメファンから参拝者も多いです。
・眼鏡橋、山門など入り口から観光スポットが多々あり
・風鈴にシャボン玉と夏を連想させるような雰囲気
・本堂内は『十六羅漢図』や『地獄十王図』の掛け軸など拝観可能
石水寺の概要
名称: | 石水寺 |
---|---|
読み方 | せきすいじ |
住所 | 〒868-0086 熊本県人吉市下原田町西門2348 |
創業 | 1417年 |
電話番号 | 0966-22-4411 |
参拝可能時間 | 8:00-17:00 |
社務所受付時間 | 8:00-17:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | 無料:20台 |
例祭日 | 4月7日(海棠まつり) |
公式サイト | https://www.sekisuiji1417.com/ |
公式instagram | https://www.instagram.com/sekisuiji__hitoyoshi/ |
石水寺のアクセス方法・行き方
・西人吉駅から徒歩約20分
・人吉市役所から車で約15分
駐車場
国道219号線から左折すると、少々狭い住宅地を走ります。
直進すると、石水寺が見えてきます。
駐車場の案内は、眼鏡橋前でないため直進します。
直進すると、小さな橋を渡ります。
真正面にちょっとした昇坂が見えるため、上ります。
すると境内に「駐車場」と案内板があります。
駐車場は20台ぐらい停めることが可能です。
石水寺の由緒・御祭神・御利益
由緒・歴史
石水寺は、鳳儀山(ほうぎさん)と呼ばれ、1417年に実底超真(じっていちょうしん)大和尚によって開かれました。
実底超真大和尚は西氏の原田生まれで、当時の藩主相良九代前続公の支援を受けて、この寺を建立し、球磨地方の曹洞宗を開きました。
本堂は円通殿と呼ばれ、本尊は十一面観音菩薩です。
庭前の眼鏡橋は1854年に十七世元亮和尚の時代に多くの人々の奉仕で建てられました。
石門は1909年に十九世良光和尚が再建し、山門は1964年に二十世徹応和尚が鳳山良丹禅師の百五十年忌を記念して建立しました。
御祭神
十一面観音菩薩 | 苦しんでいる人をすぐに見つけるために頭の上に11の顔があり、全方向を見守っている。 |
おびんづる様・なで仏様 | 自分の体の悪い部分と【なで仏】の同じ部分を撫でると、撫でた部分の病気やケガが治ると言われる。 |
御利益
ご利益 | 病気平癒・ご縁 |
石水寺の御朱印
社務所
御朱印は本堂内に上がり、住職にお願いすると書いていただけます。
拝観希望の方や御朱印をいただく際は、インターホンを鳴らすと良いです。
本堂の左側に御朱印をいただける受付があります。
御朱印
今回いただいた御朱印は2種類です。
こちらは、殉職より直筆でいただくことが可能です。
数ある中で、この御朱印にビビッときたので頂戴しました。
黒背景に金色で「石水寺」の記載と仏像さんが合掌する姿が可愛らしいです。
直筆でいただく様子の撮影許可をいただきました。
何千枚と書かれてきた歴史が詰まっていると感じさせてくださる直筆です。
御朱印に入れていただける包紙は、山門模様であり可愛らしいです。
御朱印一覧
本堂に入ると右手側に、お守りや御朱印一覧があります。
切り絵御朱印も様々なレパートリーがあり、かなり迷うと思います。
また受付では実物も並んでいるため、「少々決めさせてください」とお声かけいただければ、待っていただけます。
石水寺の境内の様子
眼鏡橋
1854年に架橋しました。
人吉市の指定有形文化財に指定されております。
橋の作り方もお話を伺えました。両側から作っていき、最後にど真ん中へ石を埋め込んで完成するとのこと。
橋の真ん中に石が埋め込んであるとのことで、お話を聞きにいった後に見てみましたが、よくわからずでした。
ですが、お話を聞いた後に再度橋を渡ると不思議な自然と人工物のパワーを感じさせてくれます。
山門(おむすび門)
石水寺の象徴と言われる山門は「おむすび門」とも呼ばれ、2人で石門を通ると幸せが続くと言われます。
住職にお話を聞くと、人の手でくり抜いたとのこと。
「人の手でどのように穴を開けるのか。」
昔の技術の高さに圧巻です。
打手水
本堂前に龍神様からお水が出ております。
ねがいの風鈴
石水寺へ参拝に来た目的の1つとして、「風鈴」といった方も多いのではないでしょうか。
多数の願いを込めた風鈴が並んでおります。
ねがいの風鈴とのことで、参拝に訪れた方の祈願する度に掲げます。
山門と風鈴と石水寺が一緒に写っている箇所が写真でも映えますね。
本堂
本堂に入ると正面に仏壇があります。
実はこの裏側にも神様がお一人いらっしゃるみたいですが、その成り立ちは殉職様に尋ねてみてください。
興味深いお話が聞けます。
また殉職から聞くと、福岡県にある「かえる寺」の殉職とご縁があるらしく、様々なご意見や学びを受けているとのこと。
実は私、この「かえる寺」が一番好きなお寺で、毎年夏になると通うほどです。
福岡県のお寺なため、具体的な紹介は行いませんが、ぜひ検索してみてください。
十六羅漢図の描板もあります。
この神様は、屋根裏の展示室に描かれております。
屋根裏展示室
殉職へ2階へ上がるご案内と撮影許可をいただきました。
石板の版画『十六羅漢図』や『地獄十王図』の掛け軸などを所蔵しており、本堂屋根裏を利用したスペースで拝観することができます。
階段が薄暗く狭さを感じますが、これからの異世界感を思わせてくれてワクワクします。
この部屋に並ぶ掛け軸は、植物や石から色を抜いて描かれたものとのこと。
じっくり拝観させていただきましたが、白黒ベースに細かい箇所も絵柄として塗られております。
以前20代女性の参拝者が来た時に
「着物に模様があったため、昔から模様の概念があったのですね。」
と殉職様も「視点の気づきに刺激をもらえている」とのことでした。
人によって見るべき箇所が変わることも面白いですね。
私は神様の知識がまだ疎いですが、1人1人特徴的な見た目をしております。
ねがい鶴
展示場の天井も圧巻されます。
折り紙の鶴が天井一面に巡っています。
また特徴的なことに、なで仏様の空間のみは大きい鶴が天井におり、そういった箇所を見ることも楽しめるでしょう。
また納金することで、ねがい鶴を持ち帰ることも可能です。
おびんづる様・なで仏様
展示場の奥にはおびんづる様・なで仏様が鎮座しております。
天井と左右がねがい鶴に囲まれており、祈願した際のパワーを感じさせます。
参拝に来た際は、自分の体の悪い部分と同じ部分を撫でると、撫でた部分の病気やケガが治ると言われています。
おびんずる様は「病を治す能力」に長けていたことから【なで仏】として有名になり、いろんなお寺で親しまれております。
吊り天井
本堂の仏壇前の上には天井から吊るされた金物があります。
鳳凰が描かれており、お坊さんがお経を唱える姿を見守っています。
この金物は、制作ご600年経った平成29年10月に改修しました。
最近の出来事であるため、鳳凰様含め神々しく光っております。
スズメバチの巣
スズメバチの巣が5月に見つかり11月に気を斬り倒したので回収して、本堂内に展示しております。
巣をよく見ると、マーブル模様に作られております
「木の屑や樹皮などをスズメバチの足で作っていく自然の力はすごい。」
と殉職様よりお話をいたしました。
夏目友人帳の聖地
令和5年の夏には、「第68回夏目友人帳 人吉花火大会ポスター・ポストカード」と市と石水寺とアニメがコラボしました。
アニメ効果もあり、ファンの方が多く参拝にくるみたいです。
本堂内もグッズ関係が見受けられます。
石水寺の風鈴と山門とグッズが並ぶ貴重な一枚を撮影できます。
実は風鈴もにゃんこ先生が描かれています。
ファンからしたら、嬉しいですしお持ち帰りしたくなるような可愛さです。
大黒天
石水寺の境内には、大黒天が鎮座しております。
小さな灯籠が参道を挟み、神聖な雰囲気が漂います。
大黒天は、人々に福徳、財宝、五穀豊穣をもたらす、慈悲深い神様として広く信仰されています。
石室観音(九州相良33観音)
石室観音は、石水寺の西側にある観音堂に祀られています。
この観音様は、1502年に起きた「原田喧嘩」という争いによって、石室寺が廃寺となった際に、その石室寺から移されたと伝わっています。
「原田喧嘩」は、加茂明神と石水寺の間で起こった争いで、この争いをきっかけに石室寺は廃寺となり、石室観音は現在の場所に移されたのです。
石水寺を参拝して
訪問前は、御朱印とちょっとした見学のつもりで伺いましたが
本堂に入って、様々なものを見させていただき殉職にお話ししたことで、貴重な体験をすることができました。
神社と違った、寺院にも長らくの歴史があり、何よりお客様から愛されるための努力を行っている姿や取り組みに感動です。
ぜひ季節違いに再度参拝してみたいものです。
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