熊本県は美しい自然と豊かな文化に恵まれた地域であり、古くから信仰を集める神社・寺院が数多く存在します。
病気と戦う日々は、心身ともに大きな負担となりますが、そんな時こそ神社・寺院への参拝が心の支えになることも少なくありません。
熊本県内にある病気平癒にご利益がある神社・寺院は、歴史と伝統に裏打ちされた力強い御利益で多くの参拝者を支えています。
病気に悩む方々が少しでも早く健康を取り戻し、穏やかな日常を取り戻せる支えになればと思います。
・病気平癒に縁のある神社・寺院がわかる
・各神社・寺院の特徴を紹介
・詳細ボタンから神社・寺院の具体的記事へ
Contents
粟嶋神社の概要
名称: | 粟嶋神社 |
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読み方 | あわしまじんじゃ |
住所 | 〒869-0403 熊本県宇土市新開町557 |
創業 | 1633年 |
電話番号 | 0964-22-1197 |
参拝可能時間 | 24時間 |
社務所受付時間 | 10:00〜18:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | 無料:100台 |
例祭日 | 各月 |
公式サイト | https://awashima.or.jp/ |
公式instagram | https://www.instagram.com/awashima_jinja/ |
寛永10年(1633年)、信心深い老夫婦の次衛門とその妻がこの地に住んでいました。
ある夕方、粗末な身なりの旅の僧が一夜の宿を求め、老夫婦は心からのおもてなしをしました。
その夜、老妻の夢枕に神様が現れ、「我は粟嶋の神なり。汝等に幸を授けん。」と告げました。
翌朝、僧侶は感謝の言葉を残し旅立ち、布団の枕元には御神像が置かれていました。
老夫婦はこれを粟嶋大明神の御祭神少彦名命と確信し、祠を建てて信仰を続けました。
特徴:日本一小さい鳥居の由来
粟嶋神社の境内には、縦横30センチの小さな石造りの鳥居が三基あります。
文化11年(1814年)、重い病に苦しんでいた方が、粟嶋大明神のご加護により奇跡的に病気が治ったことへの感謝として奉納されたものです。
当時の農作業は人力に頼っていたため、特に足腰の痛みに悩む人が多くいました。
この鳥居をくぐると腰が伸び、足腰の痛みが和らぐと言われ、『腰延べ鳥居』と呼ばれるようになります。
石水寺の概要
名称: | 石水寺 |
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読み方 | せきすいじ |
住所 | 〒868-0086 熊本県人吉市下原田町西門2348 |
創業 | 1417年 |
電話番号 | 0966-22-4411 |
参拝可能時間 | 9:00〜17:00 |
社務所受付時間 | 9:00〜17:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | 無料:20台 |
例祭日 | – |
公式サイト | – |
公式instagram |
境内には、巨石をくりぬいた丸い山門・眼鏡橋・湧水があり、四季折々の美しい風景が楽しめます。
本堂の裏手には山や花々が広がり、特に4月には樹齢500年のカイドウの花が境内をピンク色に染めます。
また、お寺には『十六羅漢図』や『地獄十王図』の掛け軸があり、本堂屋根裏の展示スペースで拝観することができます。
特徴:お賓頭盧(びんずる)さま/なで仏
「お賓頭盧(びんずる)さま」と親しまれているのは、お釈迦さまのお弟子の中でも特に優秀だった十六羅漢(らかん)の第一のお坊さんの像です。
この像は、自分の病気の部分を撫でるとその病気が治ると信じられているため、「なで仏」とも呼ばれています。
谷水薬師堂の概要
名称: | 谷水薬師堂 |
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読み方 | たにみずやくしどう |
住所 | 〒868-0423 熊本県球磨郡あさぎり町上南3265-2 |
創業 | 1425年 |
電話番号 | 0966-45-7220 (あさぎり町教育委員会) |
参拝可能時間 | – |
社務所受付時間 | – |
御朱印有無 | なし |
駐車場 | あり |
例祭日 | – |
公式サイト | – |
公式instagram | – |
日本七大薬師の一つで「仁王像」は、自分の病気の部分にご利益があるとされています。
本堂の裏手には「月光水」という、病に効くとされる湧き水があります。
縁結びにもご利益があると言われ、年に4回、大祭が開かれ、多くの人々が参拝に訪れます。
特徴:紙つぶて仁王
お寺の山門の左右にある「紙つぶて仁王」も有名です。
紙を噛んで丸めた「つぶて」を作り、自分のケガや病気のある部分に向けて投げ、それが仁王像の同じ場所にくっつくと、その病気が治ると言われています。
また、本堂の裏に湧き出る水は「月光水」と呼ばれ、昔から病気治療の水として地元の人々に親しまれています。
甲斐神社(足手荒神)の概要
名称: | 甲斐神社 |
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読み方 | かいじんじゃ |
住所 | 〒861-3105 熊本県上益城郡嘉島町上六嘉2243 |
創業 | 1587年 |
電話番号 | 096-237-2082 |
参拝可能時間 | – |
社務所受付時間 | 9:00~18:00 |
御朱印有無 | あり |
駐車場 | あり |
例祭日 | 2月15日 |
公式サイト | https://ashitekoujin.com/ |
公式instagram |
約400年前の1587年佐々成政の太閤検地に反発し、国衆や民衆が一揆を起こしましたが、豊臣秀吉の援軍が駆けつけ失敗しました。
手足に致命的な傷を負った甲斐宗立は嘉島町上六嘉に逃れ、地域住民に手当を受けました。
住民の献身的な思いやりに感激した甲斐宗立は、「亡き後、この地で手足の守り神となろう」と言い残し息を引き取りました。
それ以来、この神社を信仰する人々は多く、参拝者から寄進された手型や足型、ギプス、コルセット、松葉杖が社殿を埋め尽くしています。
特徴:絵馬の代わりに「手型」、「足型」の木の板
社殿に手足の悪い部分の木型に名前を書いて奉納すると効能・ご利益があるといわれ、手足の神様として深い信仰を集めています。
参拝者は、自分の痛む部分を模した木型を手作りし、名前や願い事を書き入れて奉納します。
この木型は、手や足の形をしたものが多く、まるで神様に直接治療をお願いするかのような気持ちで納められます。
雲巌禅寺の概要
名称: | 雲巌禅寺 |
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読み方 | うんがんぜんじ |
住所 | 〒861-5282 熊本県熊本市西区西区松尾町平山589 |
創業 | 1351年 |
電話番号 | 096-329-8854 |
参拝可能時間 | 8:00~17:00 |
社務所受付時間 | 8:00~17:00 |
御朱印有無 | 有り |
駐車場 | 無料:30台 |
例祭日 | 3月18日:春季大祭 9月28日:不動尊大祭 10月18日:秋季大祭 |
公式サイト | – |
公式instagram | – |
南北朝時代に、元の禅僧・東陵永與(1285~1365年)によって建立された雲厳禅寺は、金峰山の麓にあります。
寺の本尊は、境内西側の「霊厳洞」に安置された石造りの四面馬頭観音「岩戸観音」です。
この観音像は平安時代から「岩戸の観音さん」として信仰され、女流歌人・桧垣が日参した逸話は、世阿弥の謡曲『桧垣』にも描かれています。
霊厳洞には、細川家家老・沢村大学や戦国武将・鹿子木寂心の逆修の跡が刻まれ、江戸時代には宮本武蔵が籠って『五輪書』を著しました。
また、境内には「十六羅漢石像」や「五百羅漢」が並び、「金峰山湧水群」が湧き出ています。
眼病平癒の観音様
眼病平癒の観音様が鎮座しています。
五百羅漢や霊巌洞を拝観する前に手を合わせると良いでしょう。
この観音様は夢枕に立たれたお姿を作者が彫刻彫納したと伝えられ、
昔より眼病平癒に効くといわれ眼の悪い人々の参拝が絶えない。眼病平癒の観音様-石碑
八つの神様巡りコース
熊本市北区和泉町にある福岡県八女市との県境には、体にまつわる病があるときに御利益がある 「八つの神様」 が祀られています。
- 目の神様
- イボの神様
- 胃の神様
- 性・腰の神様
- 歯の神様
- 命の神様
- 耳の神様
- 手足の神様
それぞれの神様にはご利益があり、案内板で確認できます。
その中の1つ、命の神様として知られる 「遠野立神石祠(とおつけりゅうじんいしほこら)」 は、生死にかかわる病気の時に 一生に一度だけ平癒祈願 すると 必ず叶えられる と伝えられています。
まとめ
この記事では、熊本県内にある神社で病気平癒を祈る人々にとって重要な6つの神社を紹介しました。
神社を訪れることで、病気との戦いに勇気を与え、癒しと安らぎを見出すことができるでしょう。
各神社や寺院を参拝することで、多くの人々が健康を取り戻し、穏やかな日々を取り戻せることを願っています。